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宇宙の夜明け
2025/3/5 喫茶店「1.9Lの魔法びん」は、時間が止まったような場所だった。柱時計が刻む秒針の音が、宇宙の背景放射の名残のように静かに響いている。 その夜、ワーランブールが店の隅でディジュリドゥを奏でていた。その音色は深宇宙の低温を思わせるほど冷たく、どこか懐かし...
私小説
Napple
3月5日
読了時間: 3分
壊れてなお
2025/2/27 暮らしの中には、いつの間にか増えていく道具がある。お気に入りのものばかりだ。私は道具が好きで、いや、好きというより、それなしでは暮らせぬ性分なのだろう。何かを始めるために道具を揃えるのではなく、道具が先にあり、それを手にしたことがきっかけで何かが始まる...
駄文
Napple
2月27日
読了時間: 3分
彼方からの音
2025/2/24 前書き 星の光が何万光年も届くように、音もまた、何万年も昔の音が届くことはないのだろうか?もしそうならば、とても素敵だ。でも、もしもそんな音があふれていたら、世界は騒がしくて仕方がない。きっと、光が遠くから届いたからといって眩しすぎることがないように、...
私小説
Napple
2月24日
読了時間: 2分
音の在りか
2025/2/21 記号にならない音 少年は、音楽が好きだった。でも、楽譜は読めなかった。音符を目で追い、「ド」から数え、やっとのことで「ソ」とか「ラ」とかを導き出す。そして、その音が ギター のどのフレットに対応するかを確認し、指を置く。音を出しながら、少しずつ運指を覚...
私小説
Napple
2月23日
読了時間: 3分
音階
2025/2/21 乾いた風が吹き抜ける広大な大地。そこには「音の民」と呼ばれる人々が住んでいた。彼らは言葉を多く持たず、音で会話をし、音で物語を紡ぐ。言葉を持たないわけではないが、重要なことは言葉よりも「音」で伝えるのが彼らの文化だった。...
私小説
Napple
2月22日
読了時間: 3分
カホン
2025/2/17 音に満ちた街がある。朝は鳥のさえずりと風のざわめき、昼は市場の喧騒と靴音、夜は遠くの波の響きと、灯りがともる音さえ聞こえる。時間の流れは曖昧で、音が記憶を刻む場所。 ◆ 少年は名前を忘れていた。言葉も失い、何も話せなかった。...
私小説
Napple
2月21日
読了時間: 2分
量子コンピュータ3
2025/2/21 マヨラナの夢 黒い雲が低く垂れこめる街の片隅に、「1.9Lの魔法びん」はひっそりと佇んでいた。ドアを開けると、柱時計の秒針が静かに時を刻み、カウンター越しにマスターがこちらを見ていた。 「久しぶりだな」 「ええ」...
私小説
Napple
2月21日
読了時間: 5分
量子コンピューター2
2025/2/21 静かな雨の降る午後、喫茶店「1.9Lの魔法びん」には、低く響く柱時計の音とコーヒーの香りが満ちていた。窓際の席では、陽翔(はると)と彩音(あやね)が向かい合い、それぞれ手元のカップを見つめていた。 「結局さ、量子コンピュータってどこまで進んでるんだろう...
私小説
Napple
2月21日
読了時間: 3分
量子コンピューター
2025/2/16 白熱電球の灯る店内に、いつもの顔ぶれが集まっていた。夜の冷え込みが増す中、みんなそれぞれに珈琲を前にしている。カウンターでは、マスターが静かにネルドリップをしていた。窓際の席では、律人がスマホを眺めながら「光量子コンピューター」のニュースを読んでいる。...
私小説
Napple
2月16日
読了時間: 4分
悪魔エンジン
2025/2/16 喫茶店 「1.9Lの魔法びん」のマスターは、カウンターの向こうで静かに珈琲を淹れていた。店内には古びた柱時計の針が刻む音と、白熱電球の淡い光が揺れている。 「読んだか?」 と、マスターが言った。 カウンター席に座る俺は、手元のスマートフォンの画面を...
私小説
Napple
2月16日
読了時間: 4分
ダークマター
2025/2/16 「お待たせしました。」 マスターがカウンター越しにコーヒーカップを差し出す。 カップの内側に、揺れる琥珀色の液体。 喫茶店「1.9Lの魔法びん」 の片隅で、彩音(あやね)は新聞をめくっていた。 一面に載っていたのは、ダークマターに関する最新の研究成果。...
私小説
Napple
2月16日
読了時間: 3分
光子箱
2025/2/17 魔法びんの夜 喫茶店「1.9Lの魔法びん」の片隅で、無口な男が一冊の古びたノートを開いていた。カウンター越しにマスターが珈琲を淹れながら、ちらりとそのページをのぞく。 「おや、また難しそうな話だね」...
私小説
Napple
2月15日
読了時間: 4分
黎明
2025/2/16 喫茶店「1.9Lの魔法びん」の扉を開けると、微かにコーヒーの香りが漂った。店内には古びた柱時計が静かに時を刻み、窓辺にはドライフラワーが揺れている。陽翔(はると)はカウンター席に腰を下ろし、新聞をめくった。 「量子コンピュータ『黎明』、理研に設置」...
私小説
Napple
2月14日
読了時間: 3分
AIに使われる男
2025/2/15 プロローグ ある雨の日、「1.9Lの魔法びん」にスーツ姿の男が訪れた。最新のAIアシスタントを駆使し、仕事も生活もすべて「最適化」されているらしい。 彼はスマホを取り出し、AIに「おすすめのカフェドリンク」を尋ねる。そしてメニュー表も見ずに「本日の最...
私小説
Napple
2月14日
読了時間: 2分
宇宙のルール
2025/2/11 「おかしいじゃないか」 蒼真は空を仰ぎ、呟いた。天文台の巨大な望遠鏡の下で、彼の心はざわめいていた。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の新たな観測データが公表された。宇宙の膨張速度が、時間によって変化している。幼い宇宙と、今の宇宙とで「ルール」が違う。そん...
私小説
Napple
2月11日
読了時間: 4分
バレンタインデー
2025/2/14 「ねえ、バレンタインっていつからあるの?」 孫の律人が、テレビを見ながら何気なく聞いてきた。私はソファに座ったまま、昔のことを思い出す。 「おじいちゃんが子どもの頃は、そんなに一般的じゃなかったな。中学生のときに初めて知ったくらいだ」...
私小説
Napple
2月9日
読了時間: 3分
何とかの日
2025/2/9 商店街の和菓子屋「林檎堂」は、今日も賑わっている。店先には「節分限定・福豆大福」「恵方巻ロールケーキ」と書かれた札が立てられ、恵方巻ならぬロールケーキを手に取る客が楽しげに選んでいた。 店主の蒼真(そうま)は、季節ごとの行事に合わせた和菓子を作るのが何...
私小説
Napple
2月9日
読了時間: 3分
節分
2025/2/2 幼い頃から我が家の節分は、夕食を食べてから、無病息災を祈って、家族全員で豆をまき、年に一つ足した数の豆を食べた。その習慣は、一人暮らしをするようになっても、何となく続いていた。 恵方巻きを食べるようになったのは、いつ頃からだっただろう。大学時代、友人が...
私小説
Napple
2月2日
読了時間: 3分
奏でる
2025/1/30 楽器を演奏したい。できることなら自分の気持ちを奏でたいと思う。色々な楽器を試したけれど、どの楽器もままならない。だから、最近はこう思っている。なんとか音を出すことさえできれば、それでいい。ピープー鳴らしながら、感情のままに音を紡ぎたい。...
駄文
Napple
1月30日
読了時間: 2分
アプリ
2025/1/30 演奏したり、絵を描いたり、書き物をするとき、今や携帯デバイスやコンピューターのアプリ( application software )が欠かせない。 音楽 iKaossilator:プリセットでいろいろなリズムが楽しめる、手のひらシンセ的アプリ...
駄文
Napple
1月30日
読了時間: 3分
煙突
2025/1/28 我が家はログハウス。住宅地に建っている。可愛いブリキの煙突がにょっきり生えている。薪ストーブ用に作られたものだが、最近では薪を炊くこともなく、ただのオブジェになっている。けれど、時々その煙突から奇妙な音が聞こえることがある。「コソコソ」「ゴソゴソ」…小...
私小説
Napple
1月28日
読了時間: 3分
ゲーム
2025/1/28 私にとってゲームとは 1.どのように出会ったか? 初めて出会ったゲームはなんだったろう? 幼い頃、親族会で父たちが麻雀を楽しむのを横目に見ながら、子供たちはトランプで遊んでいた。きっとそれが最初のゲームだったのだろう。学校に上がり友達ができると、メンコ...
駄文
Napple
1月28日
読了時間: 3分
花粉の飛ぶ頃
2025/1/28 花粉症に苦しむ同僚を笑ったことがありました。くしゃみを繰り返し、鼻を真っ赤にしている姿がどうにも滑稽に思えたのです。それがいけなかったのでしょう。その翌年、私自身が花粉症になりました。人を笑うものではありません。以後、春になるたびに私は花粉に悩まされる...
駄文
Napple
1月28日
読了時間: 2分
ギター
2025/1/28 少年だったあの日、エレキギターというものに初めて出会ったとき、胸の奥で小さな火が灯った。テレビの中のスターがジャカジャカと弾くその姿に、憧れが渦を巻く。「これだ、俺もこれがほしい」と思った。けれど、手に入れる術などどこにもなかった。...
私小説
Napple
1月28日
読了時間: 4分
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