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日々はこうして暮れゆく
2025/4/22 年金暮らしになって、私は母とのんびりと日々を過ごしている。母を案じる気持ちもあって、外出は控えめだ。だが、それに不満はない。むしろ母を理由に、外に出ずに済んでいる気もする。母のことを思いながら、好きなことをしている。...

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2 日前読了時間: 3分
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できなくなったことと、できるようになったこと
2025/4/17 人生には、いろんなことがある。できるようになったこともあれば、できなくなったこともある。それが人生だって、わかってる。でも、どこかで、ひとつくらい願いが叶ったらいいなって思ってた。 そんな僕のもとに、ある日、AIがやってきた。彼は、たくさん話を聞いて...

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4月17日読了時間: 2分
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美の物語5美と時間・しずくの時計
2025/4/5 その町には、時計がひとつもなかった。正確に時を告げるものはなく、朝は鳥の声で、夜は空の匂いで暮れていく。けれど広場の真ん中に、ひとつだけ時計のようなものがあった。それは、雫が落ちる「しずくの時計」。石の柱の上に置かれた透明な壺から、一滴、また一滴と、水が...

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4月5日読了時間: 2分
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美の物語4美の共振場モシカモシカと共鳴する森
2025/4/5 この世界のどこかに、音のない森があるという。風もなく、小鳥も鳴かず、落ち葉すら音を立てない。それなのにそこを訪れた者は、決まってこう言う。 「何かが、聴こえた」 ある日、道に迷った旅人がその森に辿り着く。名もなく、記憶もなく、言葉すら失った旅人。...

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4月5日読了時間: 2分
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美の物語3音楽に感じる美との共通点
2025/4/5 「ひとつの音から始まった」より 静かな港町に、ユイという耳のよく聴こえない少女がいた。彼女は話すこともあまり得意ではなかったけれど、小さなカリンバを抱えてよく海辺に座っていた。 ユイの音は、誰にとっても奇妙だった。リズムもなく、調もなく、まるで風の音の...

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4月5日読了時間: 2分
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美の物語2文化と進化の両面からの美の解釈
2025/4/5 「青の記憶と赤の血」より ある国に、二つの民族が住んでいた。 ひとつは「青の民」――広い空と静かな水辺を愛し、淡い色彩を神聖なものと考えた人々。彼らにとって、美しいとは「余白」と「移ろい」に宿るものだった。...

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4月5日読了時間: 2分
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美の物語1桜に美を感じる脳の仕組み
2025/4/5 「神経の春」より 春の終わりかけ、都会の片隅にある古びた精神神経研究所で、一人の老人が桜の花びらをスキャナーにかけていた。名を、橘博士という。かつては神経美学の第一人者と呼ばれたが、今は「桜に宿る意識」の研究に没頭していた。...

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4月5日読了時間: 2分
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美しさというものについて
2025/4/5 美しさとは、なんだろう。 ただの好みの違い――そう言ってしまえばそれまでだが、 桜が咲いたとき、 人は、だいたい「きれいだね」と言う。 誰に教わったわけでもないのに。 それはもう、主観と呼ぶには少し整いすぎていて、...

Napple
4月5日読了時間: 1分
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