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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

MiCafeto Revolution


 CAFE’REVOLUTIONを手に入れた。これはMiCafetoの中でもコモディティクラスのコーヒー豆を、挽き豆でペットボトルに詰めたものだ。今回はその中からSOLとPICOを試した。

 MiCafetoによると「CAFE’REVOLUTIONシリーズで使用しているコーヒー豆は、コーヒーハンターJode’川島良彰が各生産国で選定した、コモディティクラスのコーヒー。人智の及ばない類稀な自然環境から生まれる特別なコーヒーではなく、ごく普通の生産者が一般的に生産するのがコモディティコーヒーと呼ばれるものですが、その原料選定や輸送に幾つかの工夫を施すことで、誰でも手に取れるコーヒーの品質も、グッと上がります。その工夫の一つが、ミカフェートのその他のブランドの豆と同様に、すべての生産国から温度・湿度管理のできるリーファーコンテナで輸入し、日本国内においても同様に、温度・湿度管理された倉庫で保管をすること。コーヒーは元来がフルーツですから、いわゆる生鮮品と同じように丁寧な扱いをすることが、品質において非常に重要な役割を果たすのです。値段を下げるために珈琲豆を虐げるのではなく、かけるべきコストはしっかりとかけ、埋れてしまいがちな一般的なコーヒーに新たな光を差し込むことが、CAFE’REVOLUTIONシリーズが果たすべきミッションなのです。」とある。

 

SOL:ソル


透き通った果実

  1. BODY:1/5

  2. おすすめ時間帯:美しき朝

  3. 原産国:コロンビア

  4. 原料豆輸送:リーファーコンテナ

  5. 賞味期限:2021/01/20

 目覚めの朝、すっきりと爽やかに:コロンビア原産料を100%使用。SOL「ソル」とはスペイン語で、「太陽」を意味します。ラインナップの中では最も浅煎りのコーヒー。何杯でも楽しめるような、すっきりとした味わいと香りの良さが特徴です。快適な1日の始まりを爽やかに、かろやかに彩るよう、ジューシーで果実感に溢れた酸味と芳醇で豊かな香りが魅力です。

 

PICO:ピコ


香りたつ甘味

  1. BODY:3/5

  2. おすすめの時間帯:戦いに備えた昼

  3. 原産国:コロンビア、ホンジュラス 、ブラジル

  4. 原料豆輸送:リーファーコンテナ

  5. 賞味期限:2021/01/28

 お昼時、シャキッと気分を変えて:コロンビア、ホンジュラス 、ブラジル原産料をブレンド。PICO「ピコ」とはスペイン語で、「頂点」を意味します。1日のピーク時である正午や、お昼休みに最適。午前中の疲れを癒して午後に向けての気分を盛り上げていくような、活力溢れる味わいに仕上がっています。やや深い焙煎のコーヒー特有の香ばしさを強く含み、集中力を高めて行きたい時間帯にぴったりな、フレッシュでキレのあるアタック感が特徴です。

 

結果


いずれも

  1. 封を切ると圧縮された空気と共に香ばしい香りが解放される。

  2. コーノ式でお湯を注ぐと封を切った当日は、ふっくらと膨らみ蒸らすことができる。但し、日を追ってみるみる膨らまなくなる。その分風味も薄れてゆくような気がする。挽き豆というのはこんなにも風味の劣化が早いんだと今更の如くに感じる。

SOL:ソル

  1. 浅煎りらしく若干の酸味がある。

PICO:ピコ

  1. 深煎りらしい苦味の中に甘味がある。


 SOLはシングル、PICOはブレンドだ。どちらかと言えばPICOの方が味わい深く美味しく感じる。いずれも美味しいのだが、やはりCOFFEE HUNTERSが美味しい。Premier Cru CafeCOFFEE HUNTERSの差はあまりはっきりしなかったが、CAFE’REVOLUTIONとCOFFEE HUNTERSの差は歴然としている。良い面として、ペットボトルに入った挽き豆は、取り出す時に扱いやすい。またCOFFEE HUNTERS以上を水出しにするのは少々もったいないが、CAFE’REVOLUTIONは気兼ねせずに水出しにできる。少しばかり日が経っても風味を気にすることなく楽しむことができた。

 

追記


ドリップフィルター

 CAFE’REVOLUTIONにはドリップフィルターが付いている。特別な器具を持っていなくてもすぐに珈琲を楽しめるようになっている。大抵のカップに合わせることができ、十分な深さがあるので、キーコーヒーのドリップオンより扱いやすい。

 付属のドリップフィルターと、コーノ式で淹れた珈琲を飲み比べると、コーノ式の方がすっきりとしていて美味しい。この違いはどこから来るのだろう。ドリップフィルターはカップに取り付けるため、大抵のカップの深さだと、お湯を注ぐとドリップというよりは、スイッチフレンチプレスのようにお湯に珈琲豆を浸すことになる。これはドリップ技術を必要としないから誰でも均質な珈琲が淹れられる利点だと思っていたが、実はお湯から引き上げるタイミングがあり、ゆっくり浸していると味が濃くなりえぐみの元となる。逆に早々と引き上げては旨味が抽出されない。その点ドリップは、注意深くお湯を注げば、最後の滴を入れなければえぐみを出さずにすっきりと淹れられる。ということではないか。折角ドリップフィルターが付いていたが、結局コーノ式で淹れている。

 Premier Cru CafeCOFFEE HUNTERS、CAFE’REVOLUTIONと飲んでCOFFEE HUNTERS

の良さを痛感する。とにかく美味しく、保存性もよく、コストパフォーマンスも良い。Premier Cru Cafeは記念日に用意するにはいいだろう。COFFEE HUNTERSは常備しておきたい。CAFE’REVOLUTIONはもう買わないだろう。



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