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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

アルト・ルナ

更新日:2020年8月25日

 Alto Luna:軽い飲み口とクリアな口当たり。柑橘系の爽やかな風味が清々しい印象で、すっきりとした、心弾むような軽い飲み心地のパナマのカトゥーラ。


豆について


AL:アルト・ルナ

  1. 生産国:パナマ共和国

  2. 生産地:ボケテ

  3. 農 園:コトワ農園

  4. 品 種:カトゥーラ

  5. 標 高:1500〜1700m

  6. プロセス:ウォッシュト

  7. 原料豆輸送:リーファーコンテナ

  • 香り:ナッツ、シトラス、紅茶、ハーブ

  • フレーバー:シトラス、ナッツ、オレンジ

  • 酸味:爽やか、優しい、スッキリ消える、穏やか

  • 飲み心地:透明感がある、軽やか、スムース

  • 後味:ナッツ、クリーン、香ばしい、すっきり

COFFEE HUNTERS STORYより

 パナマ西部バルー火山の裾野に広がるコトワ農園は、1981年にマッキンタイヤー氏が開いた歴史ある農園です。火山から流れる豊富な水を動力とする珈琲精錬所を作り、全て自然の状態で栽培から精選・乾燥までを始めました。農園名の「コトワ」とは、「山」を意味する地元のインディオ、ノーヴェ族の言葉。3代目の孫のリカルド・コイナーとは、1998年ハワイ島で知り合いました。まだパナマの珈琲など売っている店はほとんどなく、業界内でもパナマで珈琲を作っていることさえ知らない人が多かった時代です。彼は、どうしたらパナマの珈琲が売れるようになるか、すでに高値で取引されていたコナコーヒーを調べにきていたのです。

 そして僕がコトワ農園をはじめて訪れたのは2006年12月。リカルドは流行りの品種に飛びつくようなことをせず、環境に合わせて適切な珈琲品種を選んで栽培していました。彼の几帳面な性格を、畑が物語っています。そのコトワ農園の東側斜面に広がるのが「アルト・ルナ」と呼ばれる畑です。カトゥーラが育つこの畑は、日が暮れて背後から月が登り始めると、その月に照らされて珈琲畑が青く輝きます。その様子から「アルト・ルナ(高い月)」と名付けられました。穏やかな月夜のように軽やかな口当たりの珈琲です。

 

結果


AL:アルト・ルナ

  1. MiCafetoの浅煎り(焙煎度2/5)

  2. 中細挽き

  3. ボトルを開けると圧縮された空気と共に甘い香りがする

  4. 豆を挽くと深みのある香ばしい香り

  5. コーノ式で飲む

  6. 蒸らしの膨らみはちょっと控えめ

  7. 一口飲むと酸味と甘味がやってくる

  8. 喉越しもいい。結構濃厚な後味だ。

 パナマと言えば、ゲイシャを思ってしまうのは私だけだろうか、これはパナマのカトゥーラ種。エクアドルのアンデスマウンテンコスタリカのセントタラスコロンビアのスプレモなどがカトゥーラ種だった。いずれも中南米だ。アンデスマウンテンとコロンビアの印象に近く、酸味もしっかりしている。コスタリカは酸味甘味とも弱く感じていたが、焙煎のせいだったかもしれない。サン・ミゲルの強烈な美味いという印象ではないが、美味しい珈琲であることは間違いない。

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