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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

サン・セバスティアン

更新日:2020年9月14日

 MiCafetoのPremier Cru Cfe’から、SAN SEBASTIAN BOURBON NATURALを試した。それは、ひと口で別世界へと誘われる果実感。熱帯雨林の夜を感じさせる香りと、濃厚な甘味。冷めるとラム酒のような味わいが魅力と説明にある通りの絶品だった。


豆ついて


SB:サン セバスティアン農園ブルボン ナチュラル

  1. 生産国:グアテマラ

  2. 生産地:アンティグア

  3. 農 園:サン セバスティアン農園

  4. 農園主:エストゥワルド ファジャ、カスティージョ

  5. 標 高:1700m

  6. 栽培種:アラビカ種ブルボン亜種

  7. プロセス:ナチュラル

  8. サイズ:スクリーン16〜18

  9. 原料豆輸送:リーファーコンテナ

  10. 収穫年:2018年度

  11. 焙煎日:2020/7/9

  12. 賞味期限:2021/7/9

風味

  • ピノノワールを思わせる繊細な味わいと強く複雑な香り。

  • 甘く濃厚なミルクチョコレートの余韻。

  • 特に強く感じられる:赤ワイン、青りんご

  • 強く感じられる:巨峰、ストロベリー、ミルクチョコレート

  • 微かに感じられる:パッションフルーツ、バター

  1. 味わいの強さ 6/10

  2. 酸味 7/10

  3. 甘味 6/10

  4. 苦味 4/10

  5. 焙煎度 4/10

解説より

 グアテマラアンティグアの名園、サンセバスティアン農園が最高級のブルボンコーヒーをナチュラルで仕上げました。ナチュラルとは、収穫後のコーヒーの精選方法です。完熟チェリーをそのまま乾燥させることで、独特の風味と甘味を醸し出します。グアテマラでは、伝統的にウォッシュト(水洗式)でコーヒーを加工していますが、研究熱心な5代目農園主のエストゥワルドが「美味しいブルボンでナチュラルを作ったらどうなるか?」とトライしたのがこの「ブルボンナチュラル」です。独特なコクと透明度の高さに、また一つ新たな味をご体験いただけます。


 

結果


SB:サン セバスティアン農園ブルボン ナチュラル

  1. シャンパンボトルのコルクはさほど硬くはなかった。

  2. シャンパンを開けるようなときめきは何度味わってもいいものだ。

  3. コルクを抜くと圧縮された空気と共に香ばしい香りが解放される。

  4. MiCafeto Premier Cru Cfe’の浅煎り(焙煎度4/10)は粒立ちも良く美味しそうな色だ。

  5. 中挽きで豆を挽くとナッツのような香りが立ちのぼる。

  6. コーノ式でお湯を注ぐとふっくらと膨らみ蒸らすことができる。

  7. 一口飲むとフルーティーさに驚く

  8. この複雑な味をコクというのか。

  9. 複雑な風味が残るが喉越しは抜群だ。

 MiCafeto Premier Cru Cfe’のブルーマウンテンは、珈琲らしいすべが詰まってて、それゆえにか特徴が曖昧だった。比べてこのサン セバスティアンのフルーツのような味わいは特徴的だ。ゲイシャのような酸味とも違う、イチゴやブドウを頬張った時の爽やかな酸味が美味しい。特徴が際立っている分ブルーマウンテンより美味しく感じる。ナチュラルで仕上げているおかげかもしれない。サン・セバスティアン農園というのは、川島さんにとって特別の農園だ。COFFEE HUNTERSで美味しいと思ったサンミゲルは、同じオーナーが手がける隣り合った農園である。


 

追記


 MiCafetoPremier Cru Cfe’はとても美味しい珈琲だ。ただCOFFEE HUNTERSの3倍美味しいかと聞かれると何とも答え難い。COFFEE HUNTERSもとても美味しいのだ。いずれも一口飲んで「あっ美味しい」と思う。価格の差を正当に評価する味覚を自分は持ち合わせていない。




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