2023/1/27
目から鱗が落ちたり、ハッと気付かされたり、なんじゃーこりゃとか、これこそこの世の秘密じゃないのかと思ったり、とにかく衝撃を受けた作品がある。
小説
1920年 ★パパラギ エーリッヒ・ショイルマン
1931年 アメニモマケズ 宮沢賢治
1948年 人間失格 太宰治
1963年 竜馬がゆく 司馬遼太郎
1969年 豊饒の海 三島由紀夫
1972年 俗物図鑑 筒井康隆
1973年 モモ ミヒャエル・エンデ
1974年 流れよ我が波だよ、と警官は言った フィリップ・K・ディック
1975年 時の葦舟 荒巻義雄
1978年 新・幻魔大戦 平井和正
1980年 コイン・ロッカー・ベイビーズ 村上龍
1981年 吉里吉里人 井上ひさし
1985年 エンダーのゲーム オーソン・スコット・カード
1987年 超芸術トマソン 赤瀬川原平
1987年 銀河英雄伝説 田中芳樹
1990年 ★ミュータント・メッセージ マルロ・モーガン
1993年 聖なる予言 ジェームズ・レッドフィールド
長らく真実の物語だと思っていたことが間違っていたことに気づいて二重の衝撃を受けた本がある。★印のついた二つだ。
「『パパラギ』(独: Der Papalagi)は、1920年にドイツで画家兼作家のエーリッヒ・ショイルマンによって出版された書籍である。ヨーロッパを訪問したサモアの酋長ツイアビが、帰国後、島民たちに西洋文明について語って聞かせた演説をまとめたものとしているが、実際はショイルマンの手によるフィクション(偽書)である。」(Wikipediaより)
「『ミュータント・メッセージ <真実の人>族の教え』(Mutant Message Down Under)とはマルロ・モーガンの作品で、当初はノンフィクションとして刊行されたが、虚偽が明らかになり、フィクションとして再刊された。現在は小説としてあつかわれている。アメリカ人である主人公がオーストラリアの先住民アボリジニの一部族「<真実の人>族」との触れ合いを通してスピリチュアルな教えを学ぶ様を描き、著者は「事実と実際の経験にもとづいて書かれた」と主張している。「高貴な野蛮人」の教えとして、ニューエイジにおいてノンフィクションとして人気を博した。しかし、アボリジニによって本書の虚偽性が明らかにされており、現在もアボリジニによる抗議活動が続いている。本書の冒頭に「ウルンジェリ部族の長老の手紙」を掲載しているが、現在これもねつ造であることがわかっている。」(Wikipediaより)
この二つはとても影響を受けた本だった。そのほかの本は初めからフィクションとして読んだけれど、この二つはノンフィクションだと思っていたから、偽書と知り衝撃を受けた。パパラギについてはかなり前に偽書であることを知ったが、ミュータント・メッセージはまさにこれを書いているときに調べていて知ったのでショックは大きい。
漫画
子供時代から青年期にかけて、多くのことを漫画から学んだ。サイボーグ009、幻魔大戦、ザ・ムーン、デビルマンはいずれも結末に衝撃を受けた。小池一夫の作品は生きざまに衝撃を受け、ナウシカやAKIRA、銀河英雄伝説、カドには世界観に衝撃を受けた。衝撃を受けたからと言って、生き方や、人生が変わるわけではないが、何らかの影響を受けたに違いない。
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