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執筆者の写真napple

ジョージ秋山

更新日:5月24日

ジョージ秋山との出会いは「デロリンマン」だった。

私が出会ったジョージ秋山の作品。

  1. 1969年:デロリンマン

  2. 1970年:アシュラ

  3. 1970年:銭ゲバ

  4. 1972年:ザ・ムーン

  5. 1972年:ゴミムシくん

  6. 1973年:浮浪雲

  7. 1977年:戦えナム

 彼は絵が上手とは思えない。しかし物語がすごい。「アシュラ」や「銭ゲバ」も過激だったけれど、私に取って一番衝撃だったのは「ザ・ムーン」だった。

 「神は死んだ」と語る男爵が神の代わりに作ったムーンは、純粋な心を持った少年たちが心を合わせると動く。そんな少年たちが危機に直面すると身を挺して助けにやって来る糞虫と言う不可解な存在。残酷なシーンに満ちた物語が、糞虫の登場でこちらの気持ちまで救われた。でも絶望的な状況に陥り物語は終わってしまう。それは、まだ未発達だった心に棘のように刺さり止まった。物語の細部のは失いながら、何か崇高な気持ちが、ザ・ムーンと言う言葉と共に心に残った。


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