ブルーボトルコーヒー コロンビア・ポパヤン・フォールハーベストを試す。
豆について
国名:コロンビア
地域:ポパヤン市外
農園:APROCEP協同組合
精製:ウォッシュド
品種:カトゥーラ、ティピカ、カスティージョ種
クロップ:2018
収穫:秋
標高:1750m
コロンビア・ポパヤン・フォール ハーベストはイチジク、プラム、カモミールのフレーバーを持ち、香り豊かで焼いたグラニースミスアップルのような酸味と刺激的なハーブの風味が特徴。
コロンビア南西部のポパヤン市外でAPROCEP協同組合に所属するコーヒー生産者が栽培したカスティージョをはじめとした珈琲を集めたロット。その味わいはブルーボトルコーヒーのスタッフが毎日でも飲みたいといわせるほど。ポパヤンでは特殊な気候により1年のうち2度珈琲が収穫でき、今回は秋に収穫されたもの。
結果
CP:コロンビア・ポパヤン・フォールハーベスト バランス(浅煎り)
ブルーボトルコーヒー・バランス、中細挽き
豆を挽くとナッツ系の良い香りが立つ
ブルーボトルコーヒードリッパーで淹れる
蒸らしの膨らみは気持ちよく膨らむ
一口飲むと中米特有の苦味を感じる
喉越しすっきり、ほのかな甘みと微かな酸味がある。
パッケージを開けると美味しそうな香りが漂う。細かい豆の破片が入っているのが残念。豆の状態を気にする会社の割にちょっと荒い感じがする。コロンビア・クマラル・ゲイシャ(COE1)、スプレモ、エメラルドマウンテンと同様コロンビアの豆はどれも美味しいが、比較すると、ポパヤンはちょっと控えめな感じがする。ブルーボトルコーヒーのスタッフが毎日でも飲みたいと言うポパヤン、エチオピア・ゲラも美味しかったので期待が大きすぎたかもしれない。
追記
ポパヤンの品種はカスティージョ種というさび病に強いロブスタ種との交雑種であった。控えめな味だと感じたのはこのせいだろうか。初めて口にした時、品種を意識していなかったせいもあり、ロブスタの風合いは気づかなかった。問い合わせたところ興味を持っていたロブスタ種との交雑種であることがわかり、改めて口にすると、少し味わいが変わってくる。味覚も情報に左右される。なんとも怪しい味覚だ。
2011年6月「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」がユネスコの世界遺産に登録された。珈琲がらみで世界遺産になっているのはトルコとコロンビアであることからも、コロンビアは珈琲に力を注いでいるだろうことが想像できる。ところがコロンビアにおける珈琲の栽培開始時期など、調べてもわからないことがある。私はコロンビアの珈琲が気に入っている。その一端はなんとなく不思議の国に感じるところかもしれない。
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