2023/11/10
ミカフェート15周年アニバーサリーブレンド。母91歳の誕生祝いにプレゼント。ミカフェートの珈琲は封を開けるたびにワクワクする。今回も格別な雰囲気を纏っていた。そして期待通りの美味しい珈琲を飲むことができた。
パナマにある2つの農園の特級畑で育った樹から、わずかしか収穫されないピーベリーを、毎年少しずつ集めてきました。生豆の保存方法に成功したミカフェートだからこそできることです。農園と収穫年度によって変化する豆の特徴を生かして、絶妙なブレンドコーヒーを作りました。(MiCafetoより)
AB:ミカフェート15周年記念アニバーサリーブレンド
生産国:パナマ共和国
生産地:チキリ県ボケテ地方/チキリ県ボルカン地方
農 園:コトワ/カルメン
農園主:リカド コイナー/カルロス アギレラ フランセスチ
セクション:ボゴ/レセルバ デ ファミリア
標 高:1,710m/1,900m
栽培種:アラビカ種カトゥーラ/アラビカ種カトゥーラ
プロセス:ウォッシュト/ウォッシュト
収穫年:2010,2014-2022/2014,2017-2019
焙煎日:2023/10/5
賞味期限:2024/10/4
風味
驚くほど穏やかで、とろけるようなくちどけの良い飲み心地。ガナッシュを思わせる濃厚さと滑らかな甘みの中に、ベリーを中心とした多数のフルーツ感を抱きながら長い余韻へと誘う。微かに香る華やかさと瑞々しくも繊細な酸は、朝霧を携えたすみれの花のよう。
フレーバー
ストロベリー・ブラウニー・オレンジ・プラム・アプリコット・アップル・ピーナッツ・シダー・フローラル・栗・クッキー・生クリーム
甘味:8/10
酸味:7/10
コク:7/10
後味:8/10
複雑さ:9/10
世界最高品質のコーヒーを追求するミカフェートは、2008年の創業以来多くのお客様に支えられ、2023年6月16日(金)に15周年を迎えます。これまで支えてくださったお客様への感謝の気持ちを込めて、創業15周年を記念した特別なブレンドコーヒーをご用意しました。
農園の中でも限られた面積の特級畑のコーヒー樹から、数パーセントしか生まれないピーベリーだけを集め、ミカフェートが独自に開発した脱酸素定温保管で収穫年ごとの生豆を大切に保管してきた希少なコーヒーです。
ピーベリーとは、通常はコーヒーの赤い実の中に2粒の豆ができますが、3〜4パーセントの確率で片方が薄い皮膜程度にしか成長しないため、もう片方が普通のコーヒー豆よりも丸みを帯び、pea(えんどう豆)のような形状になりpea berryと呼ばれます。
ミカフェートでは、ワインと同様に収穫年度の特徴と品質を楽しんでいただけるように、世界で初めて生産豆の劣化を防ぐ保管方法を開発しました。産地から最適な環境で運ばれてきた生豆を、保存用の小袋に小分けし脱酸素剤を入れて、年間を通して18度のコーヒーセラーで保管しています。
(MiCafetoより)
感想
開封すると複雑で素晴らしい香りが広がった。
中挽きで挽くととろりとした甘い香り。
MUGENを使用して1人分10gでドリップ。
豆はとても良く膨らむ。
淹れたての香りはなんとも言えない複雑な良い香り。
一口目は複雑だけどどこか淡い。
喉越しもすっきりとして。
飲み終わったあとに甘み苦み酸みが残る。
冷めると味がはっきりとしてこれもまた美味しい。
収穫年を見ると一番古いものでは13年も前に収穫した豆が混じっている。ピーベリーだけを集めるにはそれだけの期間が必要だったのだろう。小粒で丸い豆はちょっとかわいい。焙煎の深さはわからないが色合いから中煎りよりの浅煎りだろうか。風味を損なうことなく保存する技術を培ったMiCafeto。風味の説明に書かれた一言一言に期待が高まり、どんな飲み心地だろうとドキドキする。封を開け豆を挽くと複雑で奥深い美味しそうな果実の香りに、妙なことだがどろっとした粘り気を感じる。あまり今まで感じたことのない感覚だった。ドリップした珈琲はくちどけの良い飲み心地で、香りに感じたとろみはなくスッと喉を通ってゆく。MiCafetoの言葉はとても真面目に珈琲と向き合って一つ一つの味を表現しているのを感じる。色々な果物の酸味と甘味が漂い、苦味がそれらの味を引き締めていた。
追記
今年は4月に購入したMiCafetoのコロンビア生豆1kgを自家焙煎で楽しんだ。半年間他の珈琲を飲まなかったから、よけいにパナマのカトゥーラを楽しめた様にも思える。やはり専門家の焙煎は一味違う。
母も「本当に美味しい珈琲だわ。少し冷めると一層味がはっきりとして美味しさが分かる。」と喜んでくれた。お母さん91歳お誕生日おめでとう。
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