2019年9月13日
STARBUCKS OFFICIAL BOOKでクローバーの記事を見つけぜひ味わってみたいと思った。スターバックスならどこでも取り扱っているわけではなく、スターバックスリザーブを扱う53店舗(2019/9/13現在)のみの取り扱いだった。幸いなことにイオンモール浜松市野店のスターバックスが静岡で唯一スターバックスリザーブを取り扱っている。
スターバックスのCLOVER BREWED®️クローバーはコーヒーの味に大きく影響する抽出時間や温度をデジタル制御し、コーヒー豆ごとの個性豊かな味わいを最大限に引き出した完璧な1杯を作り出す。「バキューム・プレス」と呼ばれる独自の抽出方法のコーヒーマシンで。コーヒーに適度な蒸らしを加えたところで一気に吸い込んで抽出することで、香りをいっさい逃さない絶妙なコーヒーを創り上げる。
これが噂のクローバー。
蛇口の下の丸い領域が下がり中煎り中挽きのコーヒー豆25gを入れる。
蛇口からお湯が注がれる。
少し蒸らしてから撹拌する。
しばらくすると上がってくる。ほとんど無音だ。
上がってくるときに吸引して抽出される。
上がりきった時は豆かすのみになっている。
バリスタが別のカップに少量とりわけ味を確認する。
いいでしょうという顔をする。
スターバックス リザーブでオーダーできるシングルオリジンのメニュー。クローバーで淹れてくれる。
本日オーダーしたのは、エクアドル・ロハとレアチーズバー。入荷したてで、甘みのある珈琲に酸味の効いたレアチーズがベストマッチとバリスタのおすすめの一品である。奥にクローバーが見える。結構大きい。
コーヒーにつけてくれるカードも楽しみの一つ。裏に珈琲の説明が書かれている。
エクアドル・ロハ(ECUADOR LOJA)
トフィーを思わせる甘さにレモンのような酸味が重なる。レッドカラントのように鮮やかな風味のコーヒー。
赤道のすぐ南に位置するロハ県の環境は、珈琲の栽培に適している。自然が豊かで多様な生物が生息するこの地域は、標高も高く、豊かな火山性土壌と、雨季と乾季がはっきりしている熱帯気候に恵まれている。この味わい深いコーヒーを作り出すのはそのテロワールだけではなく、小規模農家の生産者たちが丹精込めてコーヒーを栽培し、とても複雑でフルーティーなコーヒーを作り出している。この素晴らしいポテンシャルを持つ地域で作られた、希少で特徴的な風味を持つコーヒーである。
生産国:エクアドル
生産地/生産者:ロハ県
加工法:水洗式
酸味:MEDIUM(ほどよい)
コク:MEDIUM(ほどよい)
相性の良い風味:シトラス、キャラメル、ダークチョコレート
こんな感じでオーダーできる豆を見せてくれる。クローバーのフィルターは金属フィルターで穴のサイズは70ミクロンと小さい、ペーパーフィルターと違って珈琲オイルも抽出される。そのおかげでダイレクトにコーヒ豆の個性や産地の風合いを感じることができる。丁寧に淹れられた珈琲は美味しい。ほんのりとした甘みと酸味・苦味が調和している。コーヒー豆25gは一杯には少々多いのではと思ったが、雑味など一切感じないクリーンでしっかりとした味がした。次は何を飲もうか楽しみである。
2019年12月5日
スラウェシ・トラジャ・サバン・ビレッジ(SULAWESI TORAJA SAPAN VILLAGE)をクローバーで
コーヒについてスターバックスカードの解説より
心地よいシダーやセージを思わせるさわやかな香りと、メープルシロップのような甘い後味が特徴のコーヒー。
スラウェシ島はインドネシア諸島の中で最も長い歴史を持つ島の一つです。南部にある山岳地帯では、水田の周りにそびえる尾根や霧に包まれた渓谷とともに、コーヒーの文化とも深いつながりのある人々が古くから生活しています。生産者は農園でコーヒーチェリーを摘み、すぐに洗浄して果肉を取り除いた後、敷物の上でコーヒー豆を乾燥させます。この半水洗式と呼ばれる加工法は数百年前から受け継がれてきたものであり、この地域の気候と湿度に適した加工法です。こうしてシダーやセージを思わせる爽やかな香りと、繊細な甘味のある味わいが生まれます。
生産国:インドネシア
生産地/生産者:スラウェシ島トラジャ地域
加工法:半水洗式
酸味:MEDIUM(ほどよい)
コク:FELL(しっかり)
相性の良い風味:生ポリーペストリー、フレッシュハーブ、オレンジ
クローバーで飲むのは3回目。ついにトラジャを飲むことができた。一口目やっぱり甘い。酸味はほとんど感じない、心地よい苦味の中に甘味がある。これぞ求めていたトラジャだ。以前浅煎り、中煎り、深煎りで飲んだトラジャ・ママサよりも、トラジャ を飲んだという気にさせてくれた。クローバーは26gの豆で1カップの珈琲を入れるから以前の2杯は濃い感じがしたのだが、今回は濃い感じはしない。ちょうど良い濃さでとても美味しかった。
バリスタが「よろしかったら、抽出後の豆を触ってみますか?しっかり水分を抽出しているのが分かりますよ」と抽出後の豆を触らせてくれた。コッツリとして、指で摘んでほぐすとサラサラとほぐれる。
2019年10月28日
ルワンダ・ムホンド(RWANDA MUHONDO)をクローバーで
コーヒについてスターバックスカードの解説より
レッドグレープやキャラメル、ベーキングチョコレートのような風味が調和の取れたコーヒー。
ムホンド水洗式加工場は、地域の中でコーヒー加工の施設以上の役割を果たしています。高い品質を保つという明確な目標を持ったムホンド水洗式加工場の関係者は、農業教育や訓練に投資し、品質を維持しつつ生産性を向上するための支援を行っています。また、コーヒーの専門家とも協力し、自分たちが所有する土地で持続可能な栽培方法を導入するといった取り組みも行っています。その高い加工の技術を通していくつもの賞を受賞しており、そのコーヒー作りに対する熱心な姿勢でも知られています。コーヒーを丁寧に加工し、選別することで、この地域特有の風味を守っているのです。
生産国:ルワンダ
生産地/生産者:ガケンケ郡ムホンド地域
加工法:水洗式
酸味:MEDIUM(ほどよい)
コク:MEDIUM(ほどよい)
相性の良い風味:カカオニブ、キャラメル、ベリー類
クローバーで飲むのは2回目。本当はトラジャを飲もうと思って出かけたのだが、品切れだったためルワンダにした。一口目は独特の苦味がやって来た。ルワンダ・スカイヒルと比べるとこちらの方が苦味が強く感じられる。飲み終えてしばらくすると喉の奥の方にほんのり甘みがやって来る。クローバーは惜しげなく豆をたくさん使って淹れてくれるので味が濃い。そのせいで苦味も強く感じられたのかもしれない。「レッドグレープやキャラメル、ベーキングチョコレートのような風味」という説明の前知識を持って飲んだせいで余計に甘くないなと思ったのかもしれない。かれこれ30種類ほど、意識をして飲み比べているが、お店がいうところの風味は表現が大袈裟というか、そのような味を感じにくい。いずれもほんのりそんな風味があるかなと思いつつ、これがそういうことなのと、いつも首を傾げる。珈琲の味をいろいろな果物などで表現する方法が果たして分かり易いだろうかと思う。