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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

カフェソロ

更新日:2020年2月23日


 カフェソロはケメックス同様シンプルで美しい。ケメックスはガラスが分厚く無骨な雰囲気だが、カフェソロは北欧独特のスタイリッシュな趣がある。温かい珈琲を何杯か飲みたい時に重宝しそうだ。


カフェソロについて


 カフェソロ(Cafe Solo)はデンマークのエバソロ社(Eva Solo)のTOOLS DESIGNが作ったコーヒーメーカーである。ワインのデカンタのような形状のガラスポットに金属フィルターが付いている。


使用した機材


  1. コーヒーメーカー:カフェソロ 1ℓBK 567667

  2. 電動ミル:KalitaネクストG


使用した豆


  1. 苦味のパプアニューギニア・シグリ 中煎り、粗挽き15g

  2. 甘味のコロンビア・スプレモ 中煎り、粗挽き15g

  3. コクのマンデリンG1 中煎り、粗挽き20g


カフェソロは一度に1ℓ淹れるため、有り合わせの豆をブレンドした。

 

カフェソロの淹れ方


  1. ガラスカラフェの中に珈琲の粉を50g入れる

  2. カバーを付け、熱湯を1ℓ注ぐ

  3. 付属のヘラで10秒かき回す

  4. フィルターをガラスカラフェの中に入れる

  5. 蓋をパチンとハメて4分待つ


 湯量と豆の量

  • 0.6ℓのお湯に対し約25〜35g

  • 1ℓのお湯に対し約45〜60g


後始末


  • コーヒーメーカーとしては洗いも楽で手軽に利用できる。

  • ネルの管理や、ペーパーを取り替える手間がない。

  • カバーの着脱が少々めんどくさい。

  • 洗うとき、結構な油分があることに気がつく。


結果


  • 珈琲オイルを楽しむことができる。

  • コクや香りの強い珈琲になる。

  • 珈琲豆を入れてお湯を注ぐだけで作れるためドリップのような技術はいらない。

  • フレンチプレスのようで、漬けたままにする所はフィルターインボトルのようだ。

  • 保温カバーのおかげで30分程度保温が持続する。

  • サイズ違いではないかと思うほどカバーがキツいが、熱くなく、手触りもいい。

  • ちょっと倒した程度では溢れない。

  • 注いだ時にキレが良く、滴が垂れない。

  • 珈琲はお湯が一番熱い最初の数分間に染み出すため、お湯に浸かりっぱなしでも、香味は大して染みださず、珈琲が濃くなることはないということだが、しばらくおくと甘味が強まった感じがして、さらにおくと苦味やえぐみが出てくる。

 

追記


TOOLS DESIGNとは

 ヘンリック・ホルベック&クラウス・ジャンセン(Henrik Holbaek & Claus Jensen)の2人によるデザインユニット。この2人はデザインのみならずエバ・ソロのネーミングやデザインコンセプト商品企画、グラフィックデザインまでトータルに手がけ、全てを通して個性あふれるオーガニックで優しいフォルムを持ちながら、無駄を省いた機能性と手入れのしやすさまで考慮したディティール設計など、『優しいモダニズム』を感じさせる逸品を多く排出。現在デンマークを代表するクリエイターとして数々の国際エキジビションのデザイン賞を獲得している。

 

 テーブルの脇に置いて、気が向いたらカップに注いで飲む一杯。まるでワインかお酒でも飲んでいるような気分になる。気がつくと1ℓを飲み干していた。



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