ギムレット

更新日:10月13日
2026/10/11

ギムレットを飲む。ギムレットは、ジンをベースにライムジュースを合わせた、すっきりとした辛口のショートカクテルである。レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』で「ギムレットには早すぎる」という名台詞が登場する。お酒の多くは、物語の中で出会って、憧れのような気持ちを抱いたりする。僕の場合、モヒートだったり、カンパリソーダ、マティーニだった。そしてこのギムレットもその一つだ。名前は聞いたことがあるけれど、実際に飲むことのなかったお酒。
レシピは簡単だ。シェイカーにたっぷりと氷を入れ、ジンとライムジュースを3:1でシェイクして、カクテルグラスに注ぐ。カットライムを添えて出来上がり。今回は、ドライ・ジンにサントリーの「六」(アルコール度数47%)を使用したから、ギムレットのアルコール度数は大体25%〜30%というところか。
母の前でカクテルを作りグラスに注いだ。母もニコニコしている。かつてマスターに教えてもらったシェイク方法は、「氷がシェイカーの底にあたる前に引き戻すように“くの字“に振れ」だった。僕にそんな振り方はできないけれど。ああ、ギムレットはこんなお酒だったのか。シェイクしたおかげでキンと冷え、キリッとした飲み心地だ。少しアルコールがきついかと母を心配したが、美味しいと喜んでくれた。
ベースとなるジンは、大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシや糖蜜を発酵・蒸留して作り、杜松の実やハーブ、スパイス、果皮などを加えて再蒸留し、香りづけをした独特の風味があるお酒だ。ギムレットやマティーニ、ジンフィズ、ジントニックなど、ジンベースのカクテルは数多い。
ジンを割るライムジュースは、モヒートにも使用する。控えめな甘さと酸味がベースのお酒を引き立ててくれる。ギムレットはジンとライムジュースで作るが、ラムとライムジュースで作る「ラムレット」というカクテルもある。こちらは材料がダイキリと同じだ。



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