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カルーアミルク

執筆者の写真: Yukihiro Nakamura
Yukihiro Nakamura
1 時間前
読了時間: 2分

2026/10/25



 カルーアミルクは、スクリュードライバーやソルティードッグと並んで、学生時代に流行った酒である。カルーアと云うのは、メキシコ生れのコーヒーリキュールで、名前はアラビア語でコーヒーを意味する「カフワ」から来ているそうだ。これに牛乳を1対3の割合で合せる。


 カルーアは、サトウキビの蒸留酒にコーヒー豆とバニラとカラメルを漬け込んで作るのだと云う。家でも、ラム酒にコーヒー豆と氷砂糖を入れ、バニラを少々加えて一月ほど漬ければ出来るらしい。出来るらしい、と云うだけで、試したことはない。


 カクテルとしての順序は、はじめにカルーアとウォッカを合せた「ブラック・ルシアン」があった。そこへ生クリームを加えた「ホワイト・ルシアン」が考え出されて、流行したと云う。さらにウォッカを抜き、牛乳で割るだけにしたのが、今のカルーアミルクである。手軽で、飲みやすい。アルコール度数は5〜8パーセント。コーヒー牛乳のような味がするのも道理で、名前だけ聞くと随分洒落ているのに、中身は存外素朴なのである。


 近頃は世界的に抹茶が流行っているそうで、「カルーア 抹茶」と云うものも売り出されている。コーヒーの風味に、抹茶の香りとほろ苦さを合せたものだ。


 いずれも、学生時代には口にしたことがなかった。ただ、名前だけは頭に残っていた。それで、店先で見かけた時に買って帰ったのだが、どうやって飲んだものか分らないまま、しばらく置いてあった。今度調べてみると、牛乳で割れば良いだけの話で、なんのことはない。もっと早く試せば良かったと思う。


 今回は、牛乳の代りに豆乳を使って、ソイ・カルーアミルクにした。ついでに、ソイ・カルーア抹茶も作ってみた。ところが、見た目はまるで違いがない。飲み比べてみても、違いはほとんど分らなかった。抹茶の上品な香りも、ほろ苦さも、どこかへ行ってしまったらしい。こちらの舌の方が、当てにならないのかもしれない。


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