コスタリカは1502年コロンブスが発見し1821年に独立した。95%がスペイン系と先住民との混血だというから、もう単一民族みたいなものかもしれない。1949年に常備軍を廃止する憲法を成立させ常備軍を持たない国となり、チリやウルグアイと共にラテンアメリカで最も長い民主主義の伝統を持つ国として、中央アメリカでは例外的に政治的に安定が続き、かつ経済状態も良好な「中米の楽園」と呼ばれるほどの国家となった。しかし1990年代以降、麻薬の横行により治安が悪化し社会が不安定化している。(外務省のホームページ参考)
豆について
国名:コスタリカ共和国
地域:タラス地区
農園名:ガンボア農園
農園主:マルティン・グティエレス(Martin Gutierrez)
精製:ウォッシュド
品種:カトゥーラ
クロップ:2018/19
収穫時期:1月~4月
標高:1,700~1,900m
飲みやすさと甘味を重視し、ブレンドサポーターとして。タラスの豆。Q認証商品。柑橘系の酸味をしっかりと感じつつ、しっかりとした甘みと柑橘系の香りが楽しめる。
Q認証/Q-CertifiedとはQグレーダーという珈琲の資格を持つ鑑定士3名が、一定以上の評価をしたスペシャリティーだと思われる品質の珈琲豆に与えられる認証のこと。
結果
CS:コスタリカ・セントタラスSHG
自家焙煎の中煎り、中挽き、焙煎2日目。
豆を挽くとフローラルの香り
コーノ式で飲む
蒸らしの膨らみはよく膨らむ
一口飲むと心地よい苦味
喉越しスッキリ、コクがあり、酸味甘みは弱い
スッキリとしてコクがあり、心地よい苦味の珈琲、ニカラグア・サンタアナやアンデスマウンテンに似ているが、コスタリカの方が少し苦味が強い。この苦味は中米共通の土地の味なのか、カトゥーラの味だろうか。
追記
コスタリカの主要産業はバナナ、パイナップル、珈琲などの農産物に加え、医療器具などの製造業もある。そして、コスタリカにはジュラシックパークに登場するイスラ・ヌブラルのモデルとなったココ島がある。彼の地ではティラノサウルスが歩いていそうな気さえする。きっと楽園に違いない。今日は珈琲を片手に、ジュラシックパークを見ながら、コスタリカへ思いを馳せるとしよう。
Comments