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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

Cafe de abril

更新日:2022年8月14日

2022/7/17


 COFFEE HUNTERSの「Café de abril(カフェ デ アブリル)」のテーマは「玄鳥至(つばめきたる)」。

 疾走感ある爽やかな酸味とスムースで軽やかな飲み口。飲み始めは文旦のようなジューシーな酸味が特徴的。時間が経つにつれてバターや黒糖を思わせる優しい甘味が現れる。クリアで洗練された味わいは清和を感じる季節にふさわしい一杯。


CA:カフェ デ アブリル

  1. 生産国:パナマ共和国/エル サルバドル共和国/エル サルバドル共和国

  2. 生産地:チリキ県/ラ リベルタ県/サン ミゲル県

  3. 農 園:コトワ/マリアストレス/アントニエタ

  4. 標 高:1500-1700m/1100m/1070-1550m

  5. 栽培種:アラビカ種カトゥーラ/アラビカ種ブルボン/アラビカ種マラゴジッペ

  6. プロセス:ウォッシュト/ナチュラル/ウォッシュト

  7. 原料豆輸送:リーファーコンテナ/リーファーコンテナ/リーファーコンテナ


  1. 強く感じられる:レモネード、ミルクチョコレート、文旦

  2. 微かに感じられる:よもぎ、黒糖

  3. 味わいの強さ:3/10

  4. 酸味:6/10

  5. 苦味:3/10

  6. 甘味:8/10

  7. 焙煎度:3/10



 中南米2カ国の3農園3品種の珈琲をブレンドし、そのプロセスは2種類を採用している。コトワ農園の珈琲は飲んだことがあるが、マリアストレスのブルボンはまだ飲んだことがない。アントニエタ農園のマラゴジッペ は馴染みのある珈琲だ。  そういえば、今年はツバメをちゃんと意識して見ていない。



 

感想


  1. 開封すると甘く香ばしい香り

  2. 中挽きにするとほんのりナッツの香りが甘くかおる

  3. MUGENで1人分10gでドリップ

  4. 美味しそうに膨らむ

  5. ドリップ時の香りは弱め

  6. 一口目に苦味が際立つ印象

  7. 喉越しに柔らかな甘味

  8. 酸味はあまり感じない

  9. 飲み終わりもスッキリ

  10. 珈琲らしい苦味を感じる

 酸味と甘みをイメージしていたため、苦味がかえって目立って感じられたのかもしれない。想像していた味とは違うようだが、とても飲みやすく美味しい珈琲だ。昔から馴染んだ苦味の珈琲の味だった。母もゲイシャとはまた違った美味しさだと喜んだ。

 

追記

 今年は梅雨明け宣言が異常に早かったけれど、その後梅雨のような天気が続き、毎日雨の降らない日はない。愛犬が散歩に行けず困っている。数日前庭で蝉の抜け殻を見かけ、今日鳴き声を聞いた。一時期おさまりかけていたコロナも急激に増え、4回目のワクチン接種の話を聞くようになった。我が家は7月31日にかかりつけ医で接種することになっている。安倍元首相が凶弾に倒れ、まさかと目を疑う事件が日々飛び込んでくる。世の中の激しい変化に気持ちが揺さぶられる。母もニュースを見て怯えたことを口にする。美味しい珈琲を飲んでそんな気持ちを紛らわせている。

 ついでに見つけた、初代ゴジラを滅ぼした「オキシジェン・デストロイヤー」型のペーパーウェイト。あらぬところへ夢想を運ぶ一助になった。


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