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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

ミルク出し珈琲

更新日:2021年6月5日

 2021年5月11日、HARIOはコーヒー粉を牛乳に漬け込んで抽出する「ミルク出しコーヒーポット」を発表した。

HARIO曰く


「コーヒーを水で抽出する、 水出しコーヒーCold Brew Coffee が最近話題ですが、さらに進んで、「ミルク出しコーヒー」がコーヒー業界で密かに話題になっています。「ミルク出しコーヒー」は、コーヒー粉をミルクの中に漬け込んで抽出する、コールドブリューコーヒー。水も砂糖も使わないので、コー ヒーの味がダイレクトに伝わる、 おとなの牛乳コーヒーという味わいです。浅煎りのコーヒーでは香り高く、 深煎りのコーヒーではコーヒー感の あるミルク出しコーヒーが愉しめます。」とのこと。


 HARIOのアイデアをいただき、水出し珈琲を作る要領で水を牛乳にするだけなので、HARIOのフィルターインボトルでミルク出し珈琲を作ってみた。


使用した珈琲豆

作り方

  1. コーヒー粉40gをお茶パック大に詰める

  2. HARIOのフィルターインボトルに牛乳500mlと一緒に入れる

  3. 冷蔵庫で一晩寝かせる

 

テイスティング


 深煎り珈琲を水出しにすると、マイルドになり甘みさえ感じられた経験から、甘めのアンデスマウンテンと、苦い深煎りロブスタを半々にブレンドしたらどうなるだろうと楽しみにしていた。



 コクのあるミルク珈琲ができた。ロブスタのせいで苦めだ。次回はロブスタを半分に減らしてみようと思う。牛乳をお酒にするのも面白そうだ。

 

追記


 ペットボトル入りの牛乳を見かけない理由は、栄養価が高く雑菌などが入ると傷み易いため、常温で携帯する可能性があるペットボトルでの販売が認められていなかったからであった。しかし2007年10月に乳等省令が改正され、特性に注意することを条件にペットボトルでの製造が認められたが、いまだにペットボトル入りの牛乳は販売されていない。水出し珈琲はあっても牛乳出し珈琲がなかったのも似たようなイメージがあったのかなと思いつつ、カフェオレやラテのペットボトル入りがあるのだから、そういうことじゃなく、単純に思いつかなかったというべきか。


 だから、HARIOのコーヒー粉を牛乳に漬け込んで抽出する「ミルク出しコーヒーポット」のニュースを見て、”そうかーその手があったかー”と思わず手を打った。HARIOは専用ポットを出したが、申し訳ないがこればっかりは、専用ポットでなくてもできてしまう。今回はフィルターインボトルを使用したが、お茶パックに珈琲粉を詰めて500mlの牛乳パックに沈めてもできるはずだ、HARIOさんごめんなさい。そして素敵なアイデアに感謝。



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