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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

ケニヤ・マサイAA

更新日:2020年2月15日

 ケニヤマサイAAの品種がわからず問い合わせると「主にSL28、SL34」と教えてくれた。ケニアのスコット研究所で生み出されたSL-28,SL-34は、いまやケニアの代表的な珈琲品種となっているようだ。

豆について

  1. 国名 :ケニア共和国

  2. 精製 :ウォッシュド

  3. 品種 :主にSL28、SL34

  4. クロップ:2018/19 10-1月

 ケニアフレーバーと呼ばれる独特の香味を持ち、酸味とコクのバランスが絶妙で、その香りとあわせて柑橘類やワインに例えられることもある。アロマ、フレーバー共に厚みが感じられ、カシスやベリーの香りの広がりもある。酸味もちょうど良く、香り、酸味、ボディーのバランスが良い。 

 

結果

  1. 自家焙煎の中煎り、中挽き、焙煎2日目を頂く。

  2. 豆を挽くと香ばしさと微かな花の香り。

  3. ケメックスとコーノで頂く。

  4. 蒸らしの膨らみはまずまず。

  5. 一口飲むと酸味とコクを感じる。

  6. 甘さ控えめで酸味のあとに苦味がやってくる。

  7. 飲み終えてしばらくすると不思議に甘みが残る。

  8. バランスがよく飲み心地が良い。

  9. 冷めても香りがよい。

PM:パカマラ/HK:ハワイコナ /BM:ブルーマウンテン/CK:コロンビアクマラル/GS:パナマゲイシャ/KL:コピ・ルアク/CS:コロンビア・スプレモ/PE:ペルー/BR:ブルンジ/EM:エメラルドマウンテン/KM:ケニヤマサイ

中煎り(焙煎前50g->焙煎後41.7g)

 

追記


 ケニアの珈琲豆を検索すると品種に「主にSL-28、SL-34」と併記されていることが多い。単独の記載をついぞ見かけないのは、ブルンジのルバガバガ処理場のように、いくつかの農家が持ち寄ったSL-28、SL-34を合わせて精製していると言うことだろうか。いずれにしろ品種を調べた時に気になっていたSL-28をようやく味わうことができた。SLは品種らしくない名前だがゲイシャやパカマラ同様に最近注目され酸味に特徴がある。ケニアマサイAAも浅煎りで飲んだ方がより一層良さがわかったのだろうが、まだ自家焙煎の浅煎りがイマイチなので今回は中煎りである。いくつか味わった中で、パナマ・エスメラルダ農園のゲイシャが際立って美味しかった。味が濃いのにエグさが無くスッキリとしていた。ケニアマサイAAも美味しいが、淹れ方によってえぐみが気になった。ケメックスとコーノで飲み比べると、ケメックスの方がえぐみが少なく飲みやすい。ただこのケメックス、さっぱりとして飲みやすいのだが、コクもあっさり目となり物足りない場合もある。ドリッパーやペーパーが変わると味も変わることを実感する。



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