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執筆者の写真Yukihiro Nakamura

エスプレッソマシン

更新日:2020年2月15日


2019/3/7

 エスプレッソにフォームドミルクのたっぷり入った、苦くてまろやかな珈琲を自宅で味わえたら素敵だ。今までサイホンやドリップは手軽に使えても、エスプレッソマシンはお店にあるものというイメージが強く遠い存在だった。でも、その気になって調べると、とても沢山のエスプレッソマシンがあり、デザインを見比べるだけでも楽しい。

 気になるマシンはイタリア製が多く、デザインに独特のセンスを感じる。ミル・タッピング・抽出・洗浄をすべて自動でこなす全自動コーヒーマシンは便利そうだが、ミルが独立している方が応用も利くという思いと、ミルクコンテナ、フロッサー、カップウォーマーを使うことができ、デザインの気に入ったEC860Mデロンギ エスプレッソ・カプチーノ オートマティックカプチーノを使ってみる事にした。

 バリスタ気分を味わうために、タンパー・ミルクジャグ・ショットグラス・ステンシル・アートピック・ソースディスペンサー・温度計・メジャーカップ・刷毛なども用意した。

 ステンレス製のEC860Mは想像していたよりコンパクトだった。デロンギのマシンは内部洗浄と水硬度の設定をするところから始まる。硬度とは水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計量を数値化したもので、この数値が高いものを硬水、低いものを軟水と呼ぶ。リトマス試験紙のようなチェッカーで調べると、我が家の水質はレベル0、軟水だった。水硬度に応じて5段階の設定ができる。内部でどのような処理がされるか不明。とにかく水に合わせた珈琲の淹れ方をしてくれるらしい、たいしたものだ。初期設定が終わったところで、早速エスプレッソを淹れてみる。


 豆を挽き、フィルターに珈琲粉を入れ、珈琲粉をタンピングして押し詰め、フィルターフォルダーを給湯口にセットする。初めてのことで少し緊張する。1杯抽出ボタンを押す。ブーンという機械音がして珈琲がカップに注がれる。手持ちの豆が深煎りでないことや、豆の挽き具合、タンピングの程度がわからないから、初めてのエスプレッソは若干薄めで、エスプレッソの液面に浮かぶ泡状のクレマも少ない。

 こんなものかなと思いつつ、引き続きカプチーノに挑戦。さっきより豆を多めに、タンピングも強めにして、エスプレッソを入れる時と同じ要領で、ミルクを入れたミルクコンテナをスチーム管に取り付ける。カプチーノボタンを押すとフォームドミルクがカップに注がれる、続いてエスプレッソを抽出して、カプチーノの出来上がり。とても簡単だ。

 初めてのカプチーノは非常に美味しかった。まるでお店で飲む珈琲のようだ。

 しばらく豆の挽き方や量、タッピングの強さを変えた実験をして、美味しい淹れ方を見つけたい。


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2 Comments


Yukihiro Nakamura
Yukihiro Nakamura
Apr 04, 2019

水の硬度について その2

別の資料では「エスプレッソマシンで使用する水は、必ずミネラル、カルキの除かれた「軟水」をご使用ください。カルキやミネラル成分はボイラー内で結晶化し故障につながります。」と言っている。実際デロンギにも除石灰剤が付いていて、定期的に清掃するように説明されていた。

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Yukihiro Nakamura
Yukihiro Nakamura
Apr 04, 2019

水の硬度について その1

抽出に用いる水は深煎りのエスプレッソでは、渋味の成分がカルシウムなどに結びついて、苦み、渋みが除かれまろやかさが増してコクが加わるので硬水を用いる事が望ましいらしい。我が家は軟水なのでまろやかさが殺されているのか。はたまたマシン設定でここら辺が改善されているのか。気になるところだ。

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