日によって味覚が変わるのを感じていた。変化する味覚でテイスティングしてたことになる。測定するたびに結果が変わるポンコツな計測器だったわけだ。
味覚とは
味覚は分け方にもよるが、だいたい甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の5種類に分けられる。これらの味を、舌にある味蕾という感覚器が感じ取り脳に伝達して味を認識する。辛いものは味ではなく刺激を検出している。刺激は舌が慣れることで辛さという痛覚を感じなくなってゆく。塩味や甘みも摂取しすぎると舌が麻痺し、慣れることで味を感知しにくくなるという性質がある。
加齢によって味蕾の細胞が減少したり、感度が鈍くなり、味がわからなくなる傾向がある。最も感度の低下を自覚しやすいのが塩味で、一般に味覚の感度が低下すると、濃い味を好むようになる。
唾液は食べ物を分解し味を感じやすくする役割がある。加齢によって唾液も減少するため、味覚に変化をもたらす。
舌が白くなることがある。これは舌苔という苔のようなものが付着しており、味を感じにくくする。舌苔は胃の調子が悪い時などに増える傾向がある。
栄養バランスが悪いと味覚障害が起きることがある。味蕾細胞を作るときに必要な亜鉛が不足すると味を感じにくくなり、中高年になると亜鉛の吸収力も低下する。
慢性的な病気治療のために服用する薬の副作用で味覚障害を起こす場合もある。高血圧、糖尿病、心臓病などの治療薬の中には、利尿作用によって亜鉛の排出を促進させたり、亜鉛の働きを低下させるものがある。
味覚のリセット
過剰な味付けや偏った食事に慣れてしまうと体内の亜鉛量が不足し、味覚を正しく認識できないことがある。味覚をキャッチする舌の味蕾 は10日間で生まれ変わると言われており、効率よく亜鉛を体に取り込むことで味蕾細胞の新陳代謝を促し、味覚をリセットすることができる。薄味に慣らすと今まで感じられなかった繊細な旨味も感じ取れるようになる。
(Wikipediaより)
味を感じるとはどういうことか、リセットすることができるかを調べた。大雑把なことはわかった気がする。より味がわかるようになれば嬉しいが、だからと言って、特別に何かをするということでもなさそうだ。健康であることを心がけよう。
追記
地域によって味の違う缶コーヒー「BOSS」セブン-イレブンで2018年10月16日から発売というニュースを見た。「オリジナル」7種「 微糖」7種「ブラック」3種。全国7地域の缶コーヒーの嗜好性を分析。地域ごとの多種多様な嗜好に応える7つの味わいを実現したという。
北海道で発売する「セブンズボス オリジナル」は、マイルドなコーヒーとほどよいミルクの甘さ、「セブンズボス 微糖」は、ほろ苦いコーヒーとほどよいミルクの甘さ。ほどよいミルクの甘さが特長
東北で発売する「セブンズボス オリジナル」はロースティなコーヒーとマイルドなミルクの甘さ、「セブンズボス 微糖」はロースティなコーヒーが香るほろ苦い味わい。東北にはロースティなコーヒーを
関東・甲信越で発売する「セブンズボス オリジナル」「セブンズボス 微糖」は、ロースティな香りと力強いコーヒーの味わい。力強いコーヒー!
東海・北陸で発売する「セブンズボス オリジナル」は華やかなコーヒーの香りと豊かなミルクのコク、「セブンズボス 微糖」はロースティなコーヒーとミルクのすっきりとした味わい。華やかなコーヒーってどんなコーヒーだろう
関西で発売する「セブンズボス オリジナル」はフルーティなコーヒーの香りとミルクのマイルドな味わい、「セブンズボス 微糖」は香ばしいコーヒーの香りとほろ苦い味わい。フルーティー&香ばしい
中国・四国で発売する「セブンズボス オリジナル」は香ばしいコーヒーの香りとほどよいミルクの甘さ、「セブンズボス 微糖」はコーヒーの香りとミルクの絶妙なバランス。香ばしいコーヒー
九州で発売する「セブンズボス オリジナル」は、コーヒーの香りとミルクの絶妙なバランス、「セブンズボス 微糖」は、マイルドなコーヒーとほどよいミルクの甘さ。コーヒーの香りとミルクの絶妙なバランス
ボトル缶コーヒー「セブンズボス ブラック」は、北海道、東北、関東・甲信越では、深煎りの香りと苦味で、しっかりとした飲みごたえの“ビタータイプ”、東海・北陸、関西では、コクと飲みやすさを両立した“バランスタイプ”、中国・四国、九州では、華やかな香りとクリアな味わいで、すっきりと飲みやすい“マイルドタイプ”としている。ブラックは3つの地域に合った味に
地域によって味の好みは異なり、地域好みの味で発売するのは合理的だが、解説を読んでも、違いがわかったようなわからないような微妙な感じがする。実際に飲んで比べるのが一番。地域ごとにどんなコーヒーが好まれているか試すことができるのはおもしい。こうした味の違いは、おうちカフェでは味わえない。旅に出かけたくなる。
(ニュースにて)
五感はどのくらい共通しているのだろう。同じものを見たり、聞いたり、味わったりしているときに、隣にいる人はどう感じているのだろう。そんなことをふと思うことがある。もしかすると自分だけが大勢と違う感じ方をしているかもしれない。近年そうした人が結構いるのだということが認識されてきた。そういう意味では五感の違いを悩んだことはないから、たぶん大勢と似た五感なのだろう。
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