2024/10/2
紫式部との出会いは「源氏物語」だった。
私が出会った紫式部の作品。
Appleブックで国立国会図書館蔵書の源氏物語54冊を読むことができる。これは、古活字版。『源氏物語』の最初の刊本とされ、平仮名活字を使用した本としてももっとも初期のものといわれる。他に知られる伝本は、阪本龍門文庫および実践女子大学図書館の所蔵本のみ。両者とも欠本があるのに対し、本書は全冊揃いで、保存の良い美本である。ただし、「夕顔」全冊と「蛍」「野分」「柏木」に補写がある。料紙や筆跡はもとの刊本とよく似ていて、刊年に近い時期の補写と考えられる。
ところで、この国会図書館の源氏物語もAppleブックで見るものと、Webで見るものでは書体が異なっているから別の写本のようだ。
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