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執筆者の写真Napple

与謝野晶子

更新日:10月6日

2024/10/3


 与謝野晶子との出会いは「源氏物語」だった。

私が出会った与謝野晶子の作品。

  1. 1913年:源氏物語

  2. 1916年:紫式部日記・和泉式部日記

  3. 1955年:全訳源氏物語


 Appleブックで与謝野晶子の源氏物語を読み始めた。母のために購入した与謝野晶子の源氏物語の文庫本と読み比べると、初っ端から違っていた。与謝野晶子は3度現代語訳を試みていた。文庫本は1度目の翻訳「新源氏物語」で、Appleブックの作品は「全訳源氏物語」として3度目の翻訳で青空文庫に収録されたものだった。2度目の翻訳は関東大震災で焼失し世に出ることはなかった。かつて若き母がどちらの与謝野源氏を読んだかわからない。


 母が初めて手にした与謝野源氏、その後船橋源氏、円地源氏、瀬戸内源氏を読んでいる。寂照さんの源氏は読みやすいらしい。船橋源氏は読みづらく、最初に読んだ与謝野源氏が最も心に残っているようだ。与謝野源氏が初めて口語訳された源氏物語でもあった。確かに与謝野源氏は読みやすく、僕自身もうっかり読み進んでしまった。


 与謝野源氏の後書にもそのあたりのことが書かれていて納得する。「光る君へ」の中宮様の第一子のお箸はじめの儀式の酒宴で公任が「若紫さんはどこですか」というシーンが語られ色々な意味で興味深く面白い。


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