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ウェンディ・ゴールドマン・ローム

更新日:5月23日

2023/2/19


ローム,ウェンディ・ゴールドマンとの出会いは「マイクロソフト帝国裁かれる闇」だった。

私が出会ったウェンディ・ゴールドマン・ロームの作品。

  1. 1998年 マイクロソフト帝国裁かれる闇 上下

 

日記に綴られたウェンディ・ゴールドマン・ロームにまつわる思い。


1999年2月18日

 図書館へ行く日は小雨の日ばかりだ・・・。北図書館で「マイクロソフト」に関する新刊を調べると、積志図書館にあることが分かった。そこでぐるっと回って積志へ行ってみた。以前から行こうと思っていたところである。北図書館より蔵書が多い感じがする。これからはここへ来ようと思う。


 そこで「マイクロソフト帝国裁かれる闇」上巻を借りることがで来た。早速読み始める。ビルゲイツを悪者扱いしているのだが。前回のアップルと違って何だか読みやすい。僕のビルゲイツに対する感情のせいもあるかも知れない。僕はビルゲイツを嫌いではないし、すごい人だと思っている。マイクロソフトの製品は素晴らしいと思っている。エクセルは今まで使ったソフトの中では素晴らしい出来だったし。最近はワードもよく利用する。マイクロソフトオフィスはよくできた製品だ。でもスティーブ・ジョブスやアップルほど好きではない。マイクロソフトの製品はちまたに溢れ、それこそ、読み始めたほんのテーマである、マイクロソフトの独占に関する正当性を疑いたくなるほどだ。とはいえ若干まだろっこしい部分もあるけど、どのソフトウエアーもよくできていてる。


 とにかく今から読み始めようとしている「マイクロソフト帝国裁かれる闇」はおもしろそうだ。ビル・ゲイツをロックフェラーになぞらえている。ビル・ゲイツは、悪の帝王という呼ばれ方がどうも似合ってしまう。見かけはちょっともそうではないにも関わらずだ。


 僕は、そのビルゲイツの物語を、ビルゲイツが構築したマイクロソフトの製品を使いながら読む。


 11時15分頃 どすんと直下型の地震が来た。そしてすぐにぐらぐらと横揺れが続いた。オープンデッキの上のリーベが涼しげに音を立てた。結構揺れを強く感じだがその後は何ごともなかったように静まりかえった。状況を確認しようとテレビとラジオにしばらく注目したが、なんら地震情報はテロップにも出なかった。


1999年2月23日

 「マイクロソフト帝国裁かれる闇」上巻を返し、下巻を借りる。


1999年2月26日

 積志図書館へ行った。マイクロソフト帝国裁かれる闇を返却。下巻を予約した。本をカバーするシートを分けて下さいと頼んだが、断られた。


 久しぶりにアップル2に火を入れた。ちゃんと動いた。たいしたものだ。モニターが若干歪んでいるがしばらく温めれば正常になるだろう。”ピッ・カタカタカタカタ・”と言うディスク2の音がなんとも懐かしい。ウルティマ3を動かしてみた。これはこれでこのままで価値があるような気がする。してみると、今のプレイステーションなどのゲーム機は、本当に優れものだなあ。夜、雨が降ってきた。


1999年2/27

 昨晩、マッキントッシュ伝説を読み終えた。こうして何気なく、当たり前に、画面に日本語を表示しているけど、かつてはこれができなかった。アップル2もマックも素晴らしいコンピューターだったけれど。日本語が表示できなかった。ようやくダイナマックが出て、日本語が表示ができたけれど、お粗末なものだった。それでも、そのお粗末な環境でも、僕はマックがほしくて、マックを手に入れ。お粗末な環境で利用したのだった。いまや、かつて利用したかった環境が、マックだろうとウインドウズだろうと関わらずに、当たり前に使えるようになった。そんな歴史やら、もう忘れていた、かつての使いにくかった時代のことを思い出す本だった。


1999年3月7日

 「ビルゲイツの未来を語る」を読んでいたが、そのうちうとうとしてしまった。そして今目が覚めたところだ。世の中は雨が降っていた。鼻が詰まってしまっているので、口がからからだ。舌が荒れている。これはパイプのせいもあるだろう。


1999年3月9日

 さて、アップルを読み、マイクロソフト帝国裁かれる闇を読み、Javaの解説書を読んで来た今、ビルゲイツ未来を語るは、以前と違った感覚で僕に映ってくる。ビルゲイツは好きだったが、今は少し違う感じだ。ジョブズを好きだった僕が、何となく離反して、また今は変わらず好きな僕になっている。だから、もうしばらくするとゲイツをまた好きになるかも知れない。しかし、大きな事をなし得た人間は、しばし、良くない感じが見えかくれしてくる。そんなこともあって、かつてはマイクロソフトが好きだったのに、つい最近までは、マイクロソフトがあればたいてい事足りるとさえ思ってたほどなのに、今は何となくマイクロソフトに反撥を感じている。かつてコンピューターはプログラムを作る道具だった。今は文書や絵を描く道具になっている。そして通信の道具になるのだろうが、今は出費を押さえるために、接続していないから、そこんとこは近い将来という事になる。いずれにしろ創造的道具だったのだが・・・。今はプログラミングなどしたこともない。


1999年3月20日

 一週間ほどはグインサーガを読み続けてしまったので、図書館で借りたマイクロソフト帝国裁かれる闇下巻はまだ読み終えぬまま、返却期日が来てしまった。ましてやビルゲイツ未来を語るは、かったるくて途中で止まってしまった。


 今日は、図書館へ返却の日だから、マイクロソフト帝国裁かれる闇を持って図書館へ行った。雨のせいで咲いたばかりの木蓮の花が無惨に散り始めている。玄関を出ると、良い香りがした。いまだにどの植物の香りか分からないがいい香りだ。郵便物が来ていた。暮らすと言うだけで随分税金がかかるものだ。固定資産税と、放浪社の県税の請求が来ていた。図書館へ行き、グインサーガの続巻を確認すると56巻・57巻があったのでそれと、マイクロソフトとSF大百科事典を借りる。


1999年3月24日

 「マイクロソフト帝国裁かれる闇」下巻を読み終えた。その分で言うと、全くウインドウズの環境下で、MSオフィスを使い、インターネット・エクスプローラーを使うのは、マイクロソフトの策略であると言うことになる。ご多分に漏れず、僕も98はウインドウズにMSオフィスとインターネット・エクスプローラーを見事に利用している。それ以外はほとんど利用していないと言っても過言ではない。でもエクセルとワードは、他のものを使うよりあえてこれを使いたいソフトだ。インターネット・エクスプローラーはたち上げが遅くて重いからあまり好きではないが、実際ネットスケープナビゲーターは使っていない。この本はウインディ・ゴールドマン・ロームはかなり癖のあるジャーナリストという感じがする。一方的にマイクロソフトを非難している感じがする。大筋は知らないことばかりだから信じてしまうしかないが、アップルとのやり取りは先日読んだばかりの「アップル」上下巻に書かれていたことと若干違う感じがする。つまり、他のことも、著者の独断で決めつけられている面が大いにあるだろうと予想された。文章も自分だけが分かっているような書き方が方々に見られて意味が不明だったり、結局誰が誰に対してどうだったか分かりづらい所が随所に見られた。そんな風だから途中で読むのを中断してしまって、グインサーガを読み始めたのも無理はないかも知れない。マイクロソフトの一面、現在のコンピューター業界の一面を知ることはで来たが、気分のいいものではなかったし、今読み終わっても、やっと読み終えることがで来た。よかった。読み終えないことには何だかすっきりしないもの、でも読むのは苦痛だと言った本だった。「アップル」も読むのが苦痛だった。でも「アップル」は読み終えたあとはすっきりしたものだった。


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