2023/1/25
吉川英治との出会いは「新・水滸伝」だった。
私が出会った吉川英治の作品。
1940年:三国志 1−8
1956年:宮本武蔵 1−8
1960年:新・水滸伝 1−4
筒井康隆の「俗物図鑑」を読んだことがきっかけだった。以前から中国の古典的な物語に興味があったのだ。そんな時に「俗物図鑑」で何かに秀でた奇妙な俗物が梁山泊に集まってくる。この梁山泊というのは一体全体そもそもどういうところだったのだろうと思うようになった。そこで手に取ったのが吉川英治の「新・水滸伝」だったのである。
一つ読んでしまうと、さらに興味が募り「三国志」「宮本武蔵」と紐解いてゆく。ところが彼の作品で次に触手に触れるものがなく、宮本武蔵を読んだことで、司馬遼太郎へと興味が移って行った。
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