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執筆者の写真Napple

トレイシー・キダー

更新日:5月23日

2023/5/18


トレイシー・キダーとのであいは「超マシン誕生」だった。

私が出会ったトレイシー・キダーの作品。

  1. 1981年:超マシン誕生

 

2023/11/29


 データゼネラルのミニコン開発の物語である。大学を卒業してこれから就職という真っ盛りに本書に出会った。当時就職試験に向かった会社はDEC、IBM、オリベッティ、そしてローランド。もしデータゼネラルが募集していたら受けていただろう。今だったらブラックと批判が殺到する内容だけど、当時はこれから飛び込む世界にワクワクしていた。「技術者は何かをつくりたいんだ。俺は給料を稼ぐだけのために8年間も大学に通ったわけじゃない。給料を稼ぐことが技術工学の目的だとしたら、技術工学なんてクソくらえだ」とウソブク登場人物たちに「そうだ」と共感しつつ、技術者のモチベーションを高めるためにハッキングさせるくだりが記憶に残っている。ただ物語はハッピーエンドではなかった。


 ローランドに入社して、本書を地で行く生活が始まった。ワクワクしながらどっぷりとその世界に浸かりしばし「超マシン誕生」を思い出していた。そして10年病気になって会社を辞めざるを得なくなった。憧れた世界は、常軌を逸した世界だったかもしれない。あれから40年すでにデータゼネラルも DECもないけれど、ローランドは健在だ。良き先輩、友人と出会えた。散歩の途中でローランドの新しい社屋が目に入ってきた。ああ頑張っている。



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