2023/1/28
山岡荘八との出会いは「徳川家康」だった。
山岡荘八で読んだ本は「徳川家康」だけだが全26巻は大抵の作家より読んだ冊数において優っている。
仕事に行き詰まっていたとき社長に呼びだされ「どうしたんや」「そんなんええやないか」「徳川家康よんでごらん」と言われた。昔から気になっていた物語だった。でも26巻はなかなか読み始める勇気がなかった。うつ病になって長期休養になったときようやく読む機会を得た。気がつくと26巻を一気に読んでいた。面白かった。勇気が湧いてきた。
母が結婚したばかりの頃、新聞連載を読むのが楽しみだった。途中で読む機会を失いいつか読みたいと思っていたそうである。父が亡くなり、岡崎の家を手放して我が家に引っ越してきたとき、本棚に並んだ「徳川家康」をみて大喜びだった。ついに読むことができる。毎日読み耽り、あっという間に26巻を読んでしまった。面白かった、本当に面白かったと大喜びだった。
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