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奏でる

執筆者の写真: NappleNapple

更新日:23 時間前

2025/1/30

 楽器を演奏したい。できることなら自分の気持ちを奏でたいと思う。色々な楽器を試したけれど、どの楽器もままならない。だから、最近はこう思っている。なんとか音を出すことさえできれば、それでいい。ピープー鳴らしながら、感情のままに音を紡ぎたい。


 音階の出る楽器は、どうしても曲を意識してしまう。一方太鼓などは、ただ叩くだけで気分を乗せやすい。電子楽器もいい。例えば PlayGround や MusyciKaossilator なら、画面を指でなぞれば音が生まれる。直感的に気持ちを音へと変換しやすい。シンセサウンドも、重厚な和音が響けば、心の奥底にある感情に寄り添ってくれる。僕がやりたいのは、そういうことなのだろう。


気持ちを奏でること


 音楽を聴くのが好きだ。一日中、何かしらの音楽を流している。素晴らしい音楽がこの世には溢れていて、それを聴くだけで気持ちが満たされる。でも、自分で奏でることを通じて、あることに気がついた。


 誰かが作った音楽は、殊に演奏するとなると、気持ちをその音楽に寄り添わせようとする。その時の感情は、音楽によって導かれたものであり、必ずしも自分が今、心の底で感じているものと一致するわけではない。もちろん、たまに重なることもある。でも、それは稀なことだ。


 そして、自分で奏でる場合もまた、思い通りに感情を音へと変換できるとは限らない。だからこそ、少しでも理想の音を出せるように、試行錯誤する。


 なぜ「気持ちを奏でたい」のだろう?


 理由などない。ただ、そうしたいと願うから。もし言葉にするなら、自分の気持ちに沿った音を奏でられると、とても心地よいからだ。それは、絵を描くことや物語を紡ぐことと同じかもしれない。


 自分の中にあるものを引き出し、目に見える形や、耳で聞こえるものへと落とし込む。その行為を通して、初めて自分の内側を客観的に眺めることができる。それが面白いのだ。そして、心が解き放たれるような気がする。



 

追記



今まで試した楽器


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