2023/2/16
井上靖との出会いは「天平の甍」だった。
私が出会った井上靖の作品。
1957年 天平の甍
1957年 氷壁
日記に綴られた井上靖にまつわる思い。
1995年8月31日(木曜日)
午前4時:目が覚める。また彼女の夢を見た。不思議と爽やかな気分で目が覚めた。パンと牛乳で朝食を取りそのまま散歩に出ず「天平の瓦」を読み始める。こうろぎが部屋の中で鳴いていた。
午前11時30分:井上靖「天平の瓦」を読み終える:大塚さん推薦の書である。文章が難しく聞き慣れない言葉が多いので読みずらかった。「われわれといえども、自分の仕事が本当に根付くかどうかわからない不安は、いつも存在する」という解説の言葉に重みを感じた一冊であった。少し雨が降ったようだ。
Comments