2023/2/19
ジョン・スカリーとの出会いは「スカリー」だった。
私が出会ったスカリーの作品。
1988年 スカリー 上下
日記に綴られたスカリーにまつわる思い。
1989年
2/18
「スカリー 上」を読み終える。スティーブ・ジョブスの偉大さを知り、自分の何と保守的であるかをゲンナリする。それにしても、スティーブは一体どういう能力があるのだろう。ハードウエアやソフトウエアを設計する能力があるのだろうか。どのようなものが必要であるかを提示することができるらしい事は分かるのだけど、どうも優れたソフトウエアエンジニアであったりハードウエア設計者であるわけではないようだし、根本的に大切なことは、そんなことではないということみたいだ。
2/24
「スカリ− 下」のエピローグ ″21世紀のルネッサンス″を読んでいて僕は一つのことに気がついた。
スカリ−は日本についてよく触れている。日本から学ぶことが沢山あるというのだ。企業経営の考え方や、工場の在り方など。さらには文化、国民の考え方にも。その一つとして禅をあげたりする。僕はニヤリと微笑んだ瞬間がくぜんとしてしまった。僕はスカリーの言うことから多くを学ぼうとしたけれども、彼は日本からそれらを学んだというのだ、僕は彼が学んだという日本にいながら、彼が学んだことを学んでいない。企業の考え方にしろ、工場の在り方にしろ、禅だって全くなんのことか分からない。僕らは、どちらかと言うと日本にいながら日本の良さを知らずに、外に向いているらしい事、情報化社会となり、おそらく日本にいることと、アメリカにいることの差が余りなくなっているのではないかということを感じる。いずれにしろ、ぼくはもっと、日本人の持つ海外の人々が優れていると感じていることについてもっと知っておかなければならないと思う。
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