2023/10/17
iPhone15 Pro Maxが届いた。「新しいiPhoneのための準備をしましょう」とメッセージが出たiPhoneに並べて置くと、旧iPhoneが新しいiPhoneにコピーされた。なんと便利だろう。問題はキャリアをどこにするかだった。
キャリアの検討
継続してSoftBankを利用しようと思ったが月8,979円はいささか高い。実は不要なオプションを何年も払っていたことがわかってショック。何度も確認したがお店では教えてもらえなかった。ショップの対応に好感は持てない。
ではどこのキャリアを使うかとなると見当がつかない。最初に手にした携帯電話は KDDIだった。iモードを使いたくてdocomoに変えて、iPhoneを使いたくてSoftBankに変わった。一昔前は信頼されたdocomoも最近は個人情報の流出や通信環境がお粗末だ。なりゆきから KDDIのサービスとは結びつきが薄い。SoftBankは通信環境も良く、PayPayなど結びつきが多い、ネット回線も合わせてゆくとメリットがありそうだ。
電話をかけることはほとんど無い。調べ物の時にかけるぐらいだが、通話料無料か有料が多い。有料通話は結構な通話料を取られ、掛け放題のメリットは活かせない。とはいえ滅多に掛けないまでも、かけるたびに料金が発生するのも嫌な気がする。5分以内かけ放題という割安掛け放題サービスがよさそうだ。
データ通信は自宅のWiーFiを利用するのでほとんど使わない。外出が増えれば使う様になるだろうが、今は2〜3Gあれば十分だ。しかしWiーFiが使えなくなった時はデータ量を気にした。料金が安ければ最初から20Gぐらいあると安心だ。
大手通信社は店舗に費用がかかるから基本料が高い。そこに安心パック、セキュリティパックなどのオプションで水増しする。格安SIMはそうした物を排することで安くなる。Applecareを合わせて購入したのでキャリアの安心パックは不要だ。セキュリティは気になるところだが、パックを今まで利用していたために問題が起きなかったのか、そもそも私の様な利用では必要なかったのか実際のところはわからない。
無縁と思っていた格安SIMを利用してみようと思う。LINEMO、ahamo、povo、楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイル、IIJmio、mineo、LIBMO、QTモバイル、イオンモバイル、NUROモバイル、JCOMモバイル、HISモバイル、exeiteモバイル、BIGLOBEモバイル、DTISIMなど沢山選択肢があり困った。
キャリアの決定
Appleで購入したことで、SIMの入手や番号の継続など、どういう手続きが必要なのかよく分からないまま本体だけが来た。戸惑ったが結果的に良かった。iPhone15はSIMフリーだから、どのサービスでも利用することができる。本体をスタンバイさせてじっくり選ぶことにした。
評判はLINEMO(SoftBank)、ahamo(docomo)、povo(KDDI)、楽天モバイル(楽天)が良さそう。これらはキャリア傘下で、その他の多くはいずれかのキャリアを利用したサービスで、価格は安いが不安定なところがある。docomoは印象を悪くしてしまった。KDDI は利用するチャンスに恵まれず疎遠になっている。新参の楽天は顧客獲得のため無理をしている感じがする。気になることもあるけれど使い慣れたSoftBank傘下のLINEMOが好評だ。
LINEMOのミニプラン月額990円は安い。3G使えて5G通信もPayPayポイントも付く。20Gまで使えるプランに5分掛け放題をつけても3,278円。これなら今までと比べてずいぶん節約になる。SoftBankはどう見直しても5千円以下にはならないし、ワイモバイルもようやく5千円を切るかどうか。同じSoftBank系でも随分違う。分かってくると今まで利用していたプランはぼったくりに近い。
iPhone15はeSIMに対応している。Webで申し込んで設定ファイルを受け取れば、お店に行くこともSIMが届くのを待つこともない。SIMをどこにするか決めたら夜中でも小一時間で手続きができる。LINEMOなら SoftBankの登録が使えるため個人情報の確認もMNPを取る必要もなく、初期費用、解約金もかからない。
気になることもある。LINEMOはLINEとの関わりが深い。通話やメッセージでLINEを使う場合利用料金がかからない。ありがたいことだが韓国系和製アプリに不安があり今までINEを積極的には使ってこなかった。2019年LINEは SoftBankに買収された。2021年2月24日Yahooを傘下に持つ「Zホールディングス」とLINEの経営統合後の親会社で、韓国ネイバーと折半出資する持ち株会社の名称を「Aホールディングス」とし、3月2日付で社長にSoftBankの宮内謙社長、会長にネイバー創業者のイ・ヘジン氏が就いた。2023年11月6日に経営破綻したウィーワークに出資していた孫正義氏は1兆5千億円の損失を出している。そのほかにも何かとよくないニュースが飛び込んでくるSoftBank・・・。
何もかも良いというわけにはいかないが、SoftBankの今後に期待してLINEMOに決める。今の所データは3Gで十分なので、様子を見る意味でミニプランに決めた。使い勝手や、データ量が欲しくなったらスマホプランへ切り替える。7ヶ月間は5分掛け放題が無料となるため通信料のみの月990円。その後8ヶ月目から1,540円になり、スマホプランに切り替えた時3,278円になる。例えば一年後にスマホプランに切り替えた場合、7ヶ月後に約5万円、1年後に9万円、2年後には約16万円節約することになる。
LINEMO開通
さて、キャリアが決まったので手続きを行なった。
2023/10/22
13:00 iPhoneXにてWebで手続き開始
13:09 「申し込み完了のお知らせ」メール受信
13:10 eSIMプロファイルダウンロードのお知らせメール受信
13:18 iPhone15で「LINEMOかんたんeSIM開通」アプリダウンロード
13:25 iPhone15で eSIMアクティベート開始
13:32 再起動
13:34 アクティベート完了 LINEMO開通
13:35 MyMenuを連携
13:44 iPhone15の通話とiPhoneXが通話できなくなったことを確認
13:45 PayPayアプリを連携
13:50 iPhone15から「LINEMOかんたんeSIM開通」アプリ削除
30分ほどでeSIMのアクティベートが完了し、50分で各種設定をしてSoftBankからLINEMOへの移行が完了した。なんとも呆気ない。
LINEMOの使用感
10日ほどの間に利用したデータ通信量は0.21GB、通話料は12円だった。データ通信をした記憶はないがいつ使ったのだろう。この程度なら問題はないが、利用した認識がないのは困ったものだ。ともあれ自宅で5G通信できることは確認できた。通話料は0円のつもりだったが、5分以上話をしたようだ。通話品質はAirPodsProを使っているためかほとんど違いは感じられない。余談ながら相変わらず保留の音楽は雑音が多い。
雑感
問い合わせが続きうんざりすることが多かった。LINEMOのことというわけではない。
Webで問題が解決できれば良いがなかなか問題解決の入り口に辿り着けない。チャットを利用しても見当違いの回答が返ってきて腹が立つ。仕方なく電話すると何やかにやと選べという、その選択肢に目的に合ったものが見つからないまま電話が切れてしまう。問題を解決するため、幾度も電話をかけいくつかの選択肢を選び直すことになる。その都度待たされ料金がかかる。最初に問い合わせたときはそうしたことがよくわからないまま待ってしまった。平日の昼間に0570を使うと440円/3分が必要だ。30分待たされると待つた上に4400円払わなければならない。繋がってもそこからやり取りで気がつくと1時間ほど通話して通話料に8000円以上をかけることになる。しかも問題が解決するとは限らない。こんな理不尽なことがあるだろうか。もう2度と0570は使いたくない。そこで0570以外の問い合わせ先を見つけ、何とかオペレーターに辿り着いても担当が違うという。それは仕方がない、問い合わせたい選択肢がなく、オペレータに辿り着く方法を見出せないのだから。
結局、問い合わせを受けたくないため、受付を複雑にし、有料電話にして、問い合わせを断念するように仕向けている様に思える。それでは使ってもらえなくなるだけではないか。その点Appleは偉いと思う。問題が起きた場合、アプリやWebで問い合わせたいことを探す。見当たらないならその流れで電話サポートを予約できる。ほとんどの場合、申し込むとすぐに電話がかかってきてオペレーターのサポートを受けられる。そして概ね問題は解決する。利用する側としては安心してまた利用しようと思う。サポートにそれだけ人員を割いているのだ。人員を割くかどうかは企業の考え方だが、顧客と仲良くやる方が将来性があるのではないかと思う。そもそもAppleに問い合わせなければならないことはそう起きない。ところがその他の多くは2度と問い合わせたくないのに、しばらくすると問い合わせなくてはならない状況になる。
2024/3/5
モバイル専門の市場調査を行うMMD研究所(運営元はMMDLabo、東京都港区)が2024年3月5日に発表した「2024年MNOのシェア・満足度調査」によると、シェアトップ3の「docomo」「au」「SoftBank」が、総合満足度ではワースト3に並ぶ「真逆の結果」が出た。・・・満足度1位=シェア9位の「LINEMO」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e54626308a87c22ed52693027cc846cdb08270ec?page=1
2024/3/5
総務省は、本日、LINEヤフー株式会社(代表取締役社長 出澤 剛、法人番号 4010401039979、本社 東京都千代田区)に対し、同社における、不正アクセスによる通信の秘密の漏えい事案に関し、通信の秘密の保護及びサイバーセキュリティの確保の徹底を図るとともに、再発防止策等の必要な措置を講じ、その実施状況を報告するよう、文書による行政指導を行いました。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban18_01000224.html
2024/2/27
2024年1月1日以降固定電話のIP網移行を順次開始した。理由は加入契約数の減少や交換設備が2005年ごろに維持限界を迎えるため。移行後全国・全時間帯一律料金となる。固定電話から固定電話へは3分9.35円。このため通話料金割引サービスなどが終了する。