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執筆者の写真Napple

シェル・シルヴァスタイン

更新日:5月23日

2023/2/18


シェル・シルヴァスタインとの出会いは「ビッグ・オーとの出会い」だった。

私が出会ったシェル・シルヴァスタインの作品。

  1. 1976年 大きな木

  2. 1977年 ぼくを探しに

  3. 1982年 ビッグ・オーとの出会い:続ぼくを探しに

 

日記に綴られたシェル・シルヴァスタインにまつわる思い。


1999年4月23日(金)

 今日も徹夜してしまった。ビッグオーを完成。昼間に寝てしまった。寝ているときに父と母の夢を見た。何だか結構リアルだった。父も母も元気だった。


1999年4月24日(土)

 ゆったりとした時間・・・本当の喜び・・・たった今(午前5時)ラジオ深夜便を聞いた。そこで語られた、絵本の村の人の話は、いたいぐらいに僕の胸にしみこんだ。


「この施設に来たら、ゆったりと時間を楽しんで欲しい。本当に絵本の好きな子供は、どこかの隙間に入り込んで、浸り込んで過ごしています。そんな子のお母さんも絵本が好きな人です。でも中に、ちょっと本を開いて「この本は読んだ」「この本はうちにある」そういうことを言いながら同意を求める子供がいます。そんな子供のお母さんは「もう大きいんだから、もっと字の沢山ある本を読みなさい」とか「ほら何々ちゃんの名前と同じ字が出てる」と言っているのが聞こえます。知識というものは必要ですが、知識が先行すると、その対象本来が与えてくれる感動とか、そのもの自身の中身にたどり着けない。それはどういう名前で、誰が書いて、どういう内容のものである。はいおしまい。となてしまう。字を覚えるためとか、知識を得るため、そういった目的で子供に本を与えたら、その子供は本嫌いになってしまうんです。


 ここで過ごす時間がもったいないという人もいます。でも、昔はもっとゆったりと時間を過ごしていた。今は、ゆったりとした時間を怖がる傾向にすらある。これは大変なことだと思います。ゆったりとした広がりの中に喜びがある。私はここを運営するのに七人の侍を集めようと思いました。その人達は、本のことが大好きで、しっかり読み込んでいてよく知っている。でも見かけは普通の人で、そんなことを知ってるなんて見えない。色々話してみると実によく知っている人たちです。そして最も大切なことは、その人達にとって結果としてそれらの知識を得たのであった、彼らは知識を得たくて本を読んだのではなかったのです。本を読むのが好きで仕方がなくって。楽しくて仕方がないんです。例えば、ここを運営している人たちが、楽しさよりも義務感や責任感が表面に出ていたとしたらどうでしょうか。これは悲しいですよね。こんなに人はやってこないと思うんです。」


 パワーポイントで第一回目はテレ・ウエーヴのプレゼンテーションを作った。おもしろいので、第二作目はコラージュを作った。イラストやウエーヴデーターをふんだんに使った作品だ。でも中身は特にない。そこで三作目は中身があるものを作りたくなったのと、紙芝居ができると思ったので、ビッグオーを作ってみた。電気紙芝居の出来上がりだ。一晩でできあがった。気が付くと77枚のスライドシートを使っていた。少しづつひょうげんを変えたり、音を変えたり、タイミングを変えて、少しでも見やすく改良を加えるのに二晩使った。結構味のある作品ができた。今度は、オリジナルの作品を作りたい。でもアニメーションを音楽を交えてスムースに動かすには、パワーポイントでは役不足だ。とはいえ、簡単にここまでできてしまうのは大したものだと思う。

 パワーポイントで制作したファイルをキーノートに読み込んでムービーに書き出した。


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