2023/5/18
磯田道史とのであいは「無私の日本人」だった。

私が出会った磯田道史の作品。
2012年:無私の日本人
穀田屋十三郎 →映画「殿、利息でござる」原作
中根東里
大田垣蓮月
2015年:磯田道史のちょっと家康み(広報はままつ掲載全13話)
2016/9/22 星五つ
2016年に上映された映画「殿、利息でござる」は磯田道史氏原作「無私の日本人」の中の一編だった。友人にさそわれ何気なく見たところおおいに感動し、母も好きそうなので、母を誘って同じ映画を映画館で二度見ることになった。母にとっては何十年かぶりの映画館で、ぐみや飴を買ったりしながら劇場の雰囲気を楽しんだ。磯田氏の作品は他にも「武士の家計簿」が映画化され、いずれも古文書の読解を元に発想した物語だ。
2012年磯田氏は静岡文化芸術大学文化政策学部准教授になっている。そんなこともあってか、2017年に放映されたNHK「おんな城主直虎」に先駆けて2015年「磯田道史のちょっと家康み」と題して徳川家康公の出世エピソードを「広報はままつ」に連載した。どうやら磯田氏は「おんな城主直虎」の仕掛け人だった様だ。「大河は有名な歴史人物は紹介しつくした。視聴者は信長・秀吉などの人生のあらすじを知ってしまってワクワクしない。一方、朝ドラは無名・架空の女性の生きざまを描く。先が読めずハラハラしながらみられるから視聴率が高いのは当然。思い切って大河を朝ドラ化してみては。大河は戦国物が当たる。戦国時代、女性で城主や武将だった人も少ないがいる。ここにそのリストがある」とNHKのドラマ関係者に進言したという。氏のざっくばらんな文章は面白く、母と一緒に楽しんだ。古文書に興味を持ったのも氏のおかげである。2018年10月「古文書読解講座全4回」に参加し、2018年11月26日に開かれた磯田道史氏講演会「災害史から見た浜松」には友人と参加した。歴史学者としての磯田氏はNHK「英雄たちの選択」でも熱い思いを語っている。
Comments