祈り

2022/3/23

　感染症の蔓延で一変した世界が、ようやく立ち直ろうとしている時に、核を持った大国が侵略戦争を起こした。まさかが次々に起こり止めることができない。

　機能しない国連。核を恐れ、侵略に耐える人々を傍観する世界。心が苦しい。侵略者を非難する報道と、正反対の報道が混在して、何が本当なのかわからない。

　世界中が敵対する相手への制裁を望んでいる。世界は不信と憎しみに覆われ、日に日にそれは広がり続けている。

　「誰かが悪い」と責め「なにもできない自分」を責め、どちらも同じなのではないかと思い至る。世界中の誰もがただひたすら一生懸命に生きている結果なのだ。

　いくら一生懸命でも、侵略で欲しいものを手に入れることはできない。失うだけだ。危機的な今を乗り切り、人類にとって次のステップへ進む機会となることを切に祈る。

宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の心境を世界に伝えたい

前略

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

中略

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ

　私は、戦争・侵略・憎しみの拡散に反対します。