2018年5月12日
Kazumasa Oda Tour 2018 を聞きに静岡エコパアリーナへ行ってきた。
記憶にあるコンサート
クラシック 運命(中学時代)
クラシック 第九(大学時代)
クラシック 第九(独身時代)
友人のジャズリサイタル(独身時代)
小曽根真リサイタル(独身時代)
mount富士ジャズフェスティバル(独身時代)
街の灯 オーケストラ付き(結婚時代)
小田和正コンサート(隠居時代)
今回のようなコンサートはこれが初めて。オーディオで聴く音に対して、コンサートで聴く生の音とはどんなものか、それが最大の楽しみだ。コンサート、それは、演奏にシンクロした照明と、巨大なスピーカーから放出される、音の波の中に体を浸すことだった。座席によって音が違うだろうと思っていたが、コンサートにおける定位は意味がない気がする。演奏しているところから音が来るのではなく、小田さんがどこに移動しようと小田さんの声は、スピーカーから圧倒的な音圧を伴ってやって来る。その音はステレオ音ではなく無指向性の音場空間。それは少々リスニングポジションが変わろうが関係ない。音は会場全体を包み込んでいる。アリーナに入場して待合時間に流れる音があまりにしょぼいから、大丈夫かと心配だったが、本番の音は全く違った。とてもクリアーに小田さんの声が楽器のように響き渡る。バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重、キーボード、ドラム、ギター、ベース、そして小田さんのギターやピアノが奏でる旋律は、心地よかった。こうしたコンサートはPAを使う段階ですでに生音ではないが、自宅のオーディオでコンサートの音場を再現することは難しい。オーディオで聴く音とコンサートで聴く音は別物だ。貴重な体験をさせてくれた友人に感謝したい。
コンサートの流儀
コンサートは演奏者が演奏するだけではなかった。オーディエンスと関わることで、コンサートの質が大きく左右する。家で音楽を聴くように、じっと座して聞き惚れてはいられない。演奏者に感じている思いをフィードバックしなければいけない。それを楽しむことができればOK、わずらわしく思ったらそこにはいられない。演奏者に対する礼儀がある。はじめ、要領を得なかったが、周囲の人たちに合わせて立ち上がり、拍手をして、歌を口ずさむと心地よくなった。小田さんが近くを通り過ぎる、こちらを見る、そんな時、何かサインを送りたいと図らずも思った。初めての体験は面白かった。オーディオで聴く気楽さもまた貴重であると知った。
演奏曲
01 会いに行く 「めざましテレビ」テーマソング
02 愛の中へ
03 こころ ドラマ「ファースト・キス」主題歌
04 たしかなこと 2004年 明治生命CM
05 愛の唄
06 秋の気配
07 小さな風景 ドラマ「遺留捜査」主題歌
08 愛を止めないで ドラマ「OUR HOUSE」主題歌
09 そんなことより 幸せになろう
10 東京の空
11 言葉にできない 1999年 明治生命CM
12 goodtimes & badtimes
13 Yes-No
御当地紀行
14 坂道を上って 映画「坂道のアポロン」主題歌
15 time can wait
16 ラブ・ストーリーは突然に ドラマ「東京ラブストーリー」主題歌
17 キラキラ ドラマ「恋ノチカラ」主題歌
18 YES-YES-YES
19 さよならは 言わない ドラマ「トライアングル」主題歌
20 生まれ来る子供たちのために
21 風と君を待つだけ 映画「風と君を待つだけ」挿入歌
22 今日も どこかで
23 この道を 日曜劇場「ブラックペアン」主題歌
24 君住む街へ
ENCORE
EN01 NEXT のテーマ~僕らがいた
EN02 またたく星に願いを
EN03 hello hello 映画「ロック〜わんこの島〜」主題歌
EN04 さよなら
EN05 その日が来るまで
EN06 やさしい夜
EN07 また会える日まで
全31曲
開演 18:06 終演. 21:00
追記
恩田陸著「蜜蜂と遠雷」を読んで以来、聞いてみたいと思っていた「浜松国際ピアノコンクール」が11月に開催される。この機会を逃さずぜひ行きたいと思っている。
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