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執筆者の写真Napple

初めてのコンサート

更新日:2018年11月11日

2018年5月12日


Kazumasa Oda Tour 2018 を聞きに静岡エコパアリーナへ行ってきた。




記憶にあるコンサート

  • クラシック 運命(中学時代)

  • クラシック 第九(大学時代)

  • クラシック 第九(独身時代)

  • 友人のジャズリサイタル(独身時代) 

  • 小曽根真リサイタル(独身時代)

  • mount富士ジャズフェスティバル(独身時代)

  • 街の灯 オーケストラ付き(結婚時代)

  • 小田和正コンサート(隠居時代)

今回のようなコンサートはこれが初めて。オーディオで聴く音に対して、コンサートで聴く生の音とはどんなものか、それが最大の楽しみだ。コンサート、それは、演奏にシンクロした照明と、巨大なスピーカーから放出される、音の波の中に体を浸すことだった。座席によって音が違うだろうと思っていたが、コンサートにおける定位は意味がない気がする。演奏しているところから音が来るのではなく、小田さんがどこに移動しようと小田さんの声は、スピーカーから圧倒的な音圧を伴ってやって来る。その音はステレオ音ではなく無指向性の音場空間。それは少々リスニングポジションが変わろうが関係ない。音は会場全体を包み込んでいる。アリーナに入場して待合時間に流れる音があまりにしょぼいから、大丈夫かと心配だったが、本番の音は全く違った。とてもクリアーに小田さんの声が楽器のように響き渡る。バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重、キーボード、ドラム、ギター、ベース、そして小田さんのギターやピアノが奏でる旋律は、心地よかった。こうしたコンサートはPAを使う段階ですでに生音ではないが、自宅のオーディオでコンサートの音場を再現することは難しい。オーディオで聴く音とコンサートで聴く音は別物だ。貴重な体験をさせてくれた友人に感謝したい。


コンサートの流儀

コンサートは演奏者が演奏するだけではなかった。オーディエンスと関わることで、コンサートの質が大きく左右する。家で音楽を聴くように、じっと座して聞き惚れてはいられない。演奏者に感じている思いをフィードバックしなければいけない。それを楽しむことができればOK、わずらわしく思ったらそこにはいられない。演奏者に対する礼儀がある。はじめ、要領を得なかったが、周囲の人たちに合わせて立ち上がり、拍手をして、歌を口ずさむと心地よくなった。小田さんが近くを通り過ぎる、こちらを見る、そんな時、何かサインを送りたいと図らずも思った。初めての体験は面白かった。オーディオで聴く気楽さもまた貴重であると知った。


演奏曲

  • 01 会いに行く 「めざましテレビ」テーマソング

  • 02 愛の中へ

  • 03 こころ ドラマ「ファースト・キス」主題歌

  • 04 たしかなこと 2004年 明治生命CM

  • 05 愛の唄

  • 06 秋の気配

  • 07 小さな風景 ドラマ「遺留捜査」主題歌

  • 08 愛を止めないで ドラマ「OUR HOUSE」主題歌

  • 09 そんなことより 幸せになろう

  • 10 東京の空

  • 11 言葉にできない 1999年 明治生命CM

  • 12 goodtimes & badtimes

  • 13 Yes-No

  • 御当地紀行

  • 14 坂道を上って 映画「坂道のアポロン」主題歌

  • 15 time can wait

  • 16 ラブ・ストーリーは突然に ドラマ「東京ラブストーリー」主題歌

  • 17 キラキラ ドラマ「恋ノチカラ」主題歌

  • 18 YES-YES-YES

  • 19 さよならは 言わない ドラマ「トライアングル」主題歌

  • 20 生まれ来る子供たちのために

  • 21 風と君を待つだけ 映画「風と君を待つだけ」挿入歌

  • 22 今日も どこかで

  • 23 この道を 日曜劇場「ブラックペアン」主題歌

  • 24 君住む街へ

  • ENCORE

  • EN01 NEXT のテーマ~僕らがいた

  • EN02 またたく星に願いを

  • EN03 hello hello 映画「ロック〜わんこの島〜」主題歌

  • EN04 さよなら

  • EN05 その日が来るまで

  • EN06 やさしい夜

  • EN07 また会える日まで

全31曲

開演 18:06 終演. 21:00


追記

恩田陸著「蜜蜂と遠雷」を読んで以来、聞いてみたいと思っていた「浜松国際ピアノコンクール」が11月に開催される。この機会を逃さずぜひ行きたいと思っている。


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