2024/12/1
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私は「禁断の果実」を齧ったのか、「楽園の果実」を手に入れたのか、まだ判断がつかない。そもそも、AIを使った創作が「堕落」なのか「解放」なのか、その本質は明確にできない。画像生成が絵を描きたい気持ちを薄れさせてしまったのは確かだ。そう思うと、あれは「禁断の果実」だったのかもしれない。けれど、物語生成では、不思議な開放感があった。
創作物を享受する側からすれば、楽園の果実のようなものかもしれない。だが、いざ創る立場になれば、これは禁断の果実だと思えてくる。もっとも、本音を言えば、楽園の果実の安心感よりも、禁断の果実の少し危ない感じに、つい惹かれてしまうのだけれど。このどうにも割り切れない二面性が、AIという道具の本質なのだろう。
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