2024/11/18
気がつけば、いつの間にか理想の暮らしに身を置いている。家や庭の手入れをし、作れるものは自分で作る。車やコンピューターをいじり、音楽や写真、模型作り、木工に没頭する。ホームオートメーションにも手を伸ばし、蕎麦を打ち、珈琲を淹れ、パンやケーキを焼き、ラーメンやパスタを作る。そのすべてが、日々の中で豊かな彩りを添えてくれる。何よりも大切なのは、母に親孝行できることだ。それが私の暮らしの中心であり、この生活をより意味深いものにしている。残念ながら妻や子供はいない。試みはしたが実現しなかった。何もかもをよくするのは強欲というものだ。それに妻子がいたら実現できたか心許ない。そう思うと、現在の自分のあり方が、やはり私にとって最良の形なのだと思うのだ。
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