初めてのレインスティック
- Napple
- 2月18日
- 読了時間: 1分
更新日:3月4日
2025/2/18

レインスティックは、ゆっくり傾けると静かな小雨のような音がする。角度をつけるほど激しい音になり、ゆっくりなら暫くの間音が楽しめる。特別な技術がなくても、誰でも楽しめる不思議な楽器だ。
レインスティックは、チリやエクアドルの先住民がサボテンの茎を乾燥させ、内部の繊維を取り除き、棘を刺し直して作ったものだ。中には種子や小石を詰め、雨乞いの儀式やシャーマニズムの儀式で用いられた。アフリカやオセアニア、アボリジニ文化にも、これに似た楽器が存在する。
このレインスティックも、サボテンでできているのだろう。独特な木肌は微妙に曲がり手頃な重さで持ちやすい。紐飾りがエキゾチックな雰囲気を醸し出す。表面には刺し直された棘が所々飛び出していて、うっかり撫でると痛い。
レインスティックを手に取り、静かに座って目を閉じる。そして、ゆっくりと傾ける。「ポツポツ」「さらさら」ときに「ザーザー」と、不思議な雨音がまるでサラウンドのように響く。ただスティックを傾けるだけで、気持ちの赴くままに音が生まれ、幻想的な気分に浸ることができる。これは「思いを奏でる」というより、「思いを引き出してくれる」楽器かもしれない。
2025218レインスティック
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