2018年3月25日
懐かしい本がある。Stereo Sound別冊のHi-Fi STEREO GUIDE '75-'76Vol.3(600頁)、Hi-Fi STEREO GUIDE '85-'86Vol.23(700頁)、Stereo Sound YEAR BOOK'96Vol.35(672頁)である。1975年オーディオに興味を持ち始め、Marantzに感想文を送るとラックにセットされたアンプとチューナーが当たるキャンペーンに、まだ見ぬMarantzへの熱き想いを書き送った。落選だったが、その時の書簡集と記念品にMarantzのロゴ入ネクタイピンが送られてきた。どんな思いを書いたか今となっては覚えていないが、ネクタイピンは今も愛用している。その頃にこのVol.3も送られてきたと記憶している。当時発売されていた数多の見たことも聞いたこともない国内外の製品に思いを馳せ、オーディオルームを題材に絵を描いた。気の長い話だが、今もその頃の思いが連綿と続いている。運よく10年おきにこのシリーズに出会っていた。2000年1月31日発売号Vol.39がYEAR BOOK最終刊だったらしく以後手にする機会はなくなった。(デジタル版購入可)
メーカーの変遷を見ることができる。
70年代からあるメーカー
ACCUPHASE
ALTEC
B&O
B&W
BOSE
DENON
FOSTEX
JBL
KEF
LUXMAN
MARANTZ
McINTOSH
MONITOR AUDIO
NAGRA
NAKAMICHI
ONKYO
PIONEER
SONY
TANNOY
TEAC
TECHNICS
UESUGI
VICTOR
YAMAHA
80年代に登場するメーカー
LINN
MARK LEVINSON
90年代に登場するメーカー
CELLO
DALI
TRIODEはまだこの本にはその名前が見あたらない。
残念ながら消えて行ったメーカもある。
AKAI
AUREX(東芝)
DIATONE(三菱)
Lo-D(日立)
MICRO
OPTONICA(シャープ)
OTTO(三洋)
SANSUI
TRIO/KENWOOD
2017年暮れにJBLやMARKLEVINSONを擁するHarmanがsamsungに買収された。
オーディオの歴史を振り返ると人生のいろいろなシーンが重なり蘇ってくる。
1960年代(小学時代)
第一次オーディオブーム
テープレコーダーの普及が始まる
1970年代(中学時代〜大学時代)
真空管アンプからトランジスタアンプへ
1980年代(大学時代〜Roland時代)
第二次オーディオブーム
アナログ方式からデジタル方式への転換が始まる
ビデオレコーダーが普及
1990年代(Roland時代〜放浪社時代)
レンタルの時代へ突入
急速にオーディオ業界は衰退
MD誕生
MP3フォーマットが定着
PCオーディオ、ポータブルプレーヤーが登場
2000年代(結婚時代)
音楽のダウンロード販売が広まる
2010年代(第2の独身時代)
出会ってきたAudioの思い出をHistoryに綴った。
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