2015年10月21日
高校生の頃オーディオに興味を持ち、名古屋の栄にあった松坂屋北館(当時リビンザ)の5階テクニクスのショールーム「テクニサカエファイブ」に出かけた。1970年代4チャンネルステレオやELカセットなどが全盛の時代。その頃のTechnicsは黒くて、取っ手が付いていて、無骨なかっこよさに憧れた。1988年父は念願のリスニングルームを建て、新しいオーディオにTechnicsを選んだ。デザインがおとなしくなっていて少し残念だった。そのTechnicsを引き継いだ。
Technics SU-V6X ステレオDCプリメインアンプ:退職後オーディオルームを作った父が購入したプリメインアンプ、全てTechnics/Panasonic製。いまだにどの製品も堅調で壊れ知らず。いい音を聞かせてくれる。ニュークラスA級でバイアスコントロールを行うためにコンピュータ制御をしている。この頃はデジタルノイズが音質に与える影響がまだわかっていない時代であった。フロントパネルに窓があり緑のランプが見えるあたり一瞬真空管アンプかと思った。
Technics ST-G4 クオーツシンセサイザ:FM/AMステレオチューナ
Technics RS-B60 ステレオカセットデッキ:機構部品が多い製品だが、いまだにどこも傷んでいない。惜しむらくは、アンプ、チューナー、CDプレーヤーとブラックフェイスの中に、シルバーフェイスのカセットが安物っぽく映る。
Technics SL-QL5 クォーツ ダイレクトドライブ :オートマチック ターンテーブル システムリニアトラッキング。蓋にピックアップがついている。電子制御のフルオート。今だに堅調だが、ソリのあるレコードをかけると。何処か擦る音がする。とても良いのだけれども、今となってはむしろアーム式のピックアップだったらと悔やまれる。とはいえこれのおかげで今もLPを聞くことができるのだが。
Panasonic LX-200 LDオートリバースマリチレーザーディスクプレーヤ:オートリバース。これも機構が沢山の製品ながら今だに堅調である。裏表をノンストップで楽しむことができるのは素晴らしい。
Panasonic SL-PS700 コンパクトディスクプレイヤ:これも堅調だ。ディスクの開閉など、高級感がある。
Technics SB-M5 ハニカムディスク スピーカーシステム:フラットスピーカーである。いまだにダンパーも傷んでおらずいい音がする。ナショナルの製品の耐久性は抜群である。
Technics SH-740 オーディオラック:こんなラックに、オーディユニットを並べるのが夢だったのだろう。プッシュ式のガラス扉が気持ちよく開閉する。今でも綺麗である。
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