1993年3月23日
大学時代に物書きをする時よく訪れた、駅前第一ビルの地階にあった紅茶専門店”茶の木”はオープンリールデッキでBGMを流していた。何往復したかで滞在時間を測ったりした。そのビルにはローランドのショールームがあり、何度もシンセサイザーを触りに行ったが、ちゃんと音は出せなかった。この出会いが、その後の人生につながった。家を建てると、高校時代の友人が学生時代に愛用していた2トラック、テープ速度38cmのオープンリールデッキを譲ってくれた。ツートラサンパチである。大きなVUメータ、ゆっくり回る金属製のリール、リレー式のスイッチの感触、メカニカルなテープ・テンション機構。その存在感は圧倒的だ。念願の会社に入り念願のシンセサイザーも手に入れた。シンセサイザーとデッキがあれば冨田勲になれるような気がした。
TEAC A-6100
トラック形式 2トラック・2チャンネル・ステレオ方式
ヘッド 4ヘッド
リール 26形、17形
テープ速度 38cm、19cm
モーター 3モーター
キャプスタン用:2速度ヒステリシスシンクロナスモーター
リール用:エディカレントインダクションモーター
ワウ・フラッター 19cm:0.06%
38cm:0.04%
周波数特性 38cm:25Hz〜28kHz
SN比 60dB
歪率(規準レベル) 1%
ステレオチャンネルセパレーション 50dB(1kHz)
入力 Mic:0.25mV/-72dB(600Ω以上)
Line:0.1V/50kΩ
出力 Line:0.3V/10kΩ以上
Headphone:8Ω
外形寸法 幅440×高さ520×奥行210mm
重量 22kg
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