2022/9/28
Amazonのタイムセールで面白そうだと購入した機器がある。赤外線方式のリモコンを備えた家電であれば、メーカーや型番・年式などに関係なく、スマートフォンから操作できる「ネイチャーリモ」と言う装置だ。今までもリモコンを統合する装置というのはたくさんあったが普及しなかった。だからあまり期待せずに注文した。ところがこれには驚いた。すごいと思った。5センチ四方のスイッチもランプも文字すら書かれていない四角い白い小さな箱は、USBから給電するケーブルが一本付いているだけだ。
専用のアプリをiPhoneにインストールして本体の給電を開始するとWi-Fiの接続を促される。後は四角い箱に向かって登録したいリモコンのボタンを押してやればいい。そうするとその信号から既に登録されているものであればリモコンを判断して操作できるようになる。
登録されていなければ自分でリモコンボタンを押しながら設定していけば良い。一見煩雑そうだがとてもシンプルで簡単だった。
気がつくと部屋にあるテレビ、ビデオ、スピーカー、エアコン、扇風機、ファンといった機器がiPhoneでコントロールできるようになった。
しかも同じアプリをiPadに入れるとiPadでも操作することができる。iPhoneで設定した内容が全て使える。この当たり前のようなことが、実はなかなかできない、ともすればデバイスごとに登録させられたりしがちだった。
本体は部屋の隅に置いておけば、すべての機器をコントロールすることができる。赤外線コントロールだが少々障害物があっても問題ないのも嬉しい。
さらにリモコン操作をショートカットに登録すると、HomePodから音声コントロールできるのである。
ショートカットを一つ一つ登録しなくてはいけないが登録さえすれば、まるでブレードランナーで見たようなことが実現できる。
例えば録画の一覧を呼び出して上とか下とか言葉でカーソルを動かし録画したものを再生することができる。
あるいは「NHK」と言えばNHKの番組が映り、「時代劇チャンネル」と言えば時代劇チャンネルに切り替わる。
うまくいかないこともあるけれど、おおむね思った通りのことができた。この小さな四角い箱が橋渡しをすることで、機能もメーカーも異なるさまざまな機器が繋がってしまった。
母は魔法のようだと目を丸くして驚いた。これこそ憧れていたホームオートメーションの幕開けだ。
製品について
Nature Remo mini 2
温度センサー搭載、設定がより簡単になったエントリーモデル
対応家電:エアコン、テレビ、照明等の赤外線リモコン付き家電
センサー:温度
オートメーション:GPS、曜日・時間、温度
通信:無線LAN IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)
赤外線:Bluetooth Low Energy
サイズ:58 x 58 x 16mm
重さ:23g
携帯OS:iOS 12.0以降、Android 6.0以降
会社について
社名:Nature 株式会社 (Nature Inc.)
所在地:〒221-0052 神奈川県横浜市神奈川区栄町1-1 KDX横浜ビル 11F
ラボ/保養所:〒259-0304 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下698-15 Smart Enegy Lab
事業内容:Nature Remoシリーズの開発・製造・販売、及びそれを用いた電力事業
設立:2014年12月10日
代表者名:塩出 晴海(しおで はるうみ)
従業員数:31名(アルバイト、インターンを含む)
追記
こうした機器は最近中国製が多くネットワークに繋げるのに躊躇することがある。ところがこの製品は日本人が作ったものだった。「塩出晴海」。ネイチャーと言う彼が起こした会社のホームページを見ると、彼の出自がドラマチックに描かれている。面白そうな人物だ。もっと話題になっても良さそうなのに、今まで彼の名前を聞いた事はなかった。日本にもこんな人がいるんだ、こんな面白い製品を作って作っているんだ、凄いと思った。
2022/9/28
Meross WiFiスマートプラグ を導入。
HomePodがなくても、スマホのSiriでも家電を操作できる。
ブランド名 meross
品番 MSS110HK
専用アプリは使わなくても、iPhoneのホームアプリで本体のコードを読み込むことでWi-Fi接続を自動でおこなってくれる。はずだが、なかなかうまくいかない。ホームアプリをリセットしたり、試行錯誤の末ようやく繋がるが、しばらく動作したりしなかったり、HomePodの接続も不安定になる。再起動してしばらく時間が経つとようやく、安定して使えるようになった。
これで、リビングの電気製品とサイドライトのコントロールが音声コントロールできるようになった。