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執筆者の写真napple

吉田博

更新日:5月24日

2023/3/3


 川瀬巴水に続き吉田博もNHKの日曜美術館で知った。彼も日本の風景を版画で描いていた。それも川瀬巴水を上回る筆致だった。特にすごいのは濁流を描いた作品だった。

 川の流れを線で描くこの絵は、吉田博の名前を知る以前から知っていた。ネイチャーアートにこういう画法で美しく自然の姿を描く人たちがいる。吉田博の凄さはそれを版画で実現しているところだ。ドレの銅版画や石版画のような線画でもなく、スタウトのようなハッチングで描いたものでもない。見たままを線で表しているような描き方だ。




 

吉田博のような川面にチャレンジした絵がある。


2020/2/9

 川の流れを描こうとしているが一筋縄にはいかない。絶えず動く川面は、見えているけど、姿は定まらない。高速度カメラで捉えたような、一瞬の姿も面白いけれど、動いている姿を描いてみたい。動く水を描くと言うことは、心象風景をいかに表現するかと言うことなんだとおもう。

都田川

どこかの川

仙厳の滝

 水色で水を描いたり、写真に似せて描いたり、線を入れてみたが、どれもしっくりこない。北斎の描いた図案化した構図はいつまでも見ていたい吸引力と彩りがある。しかし北斎の図柄は図案化されているのに対して、吉田博はそのままを描いているように見える。


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