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馬鹿らしい

  • 執筆者の写真: Napple
    Napple
  • 2024年12月3日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年12月13日

2024/12/3

 バカらしい、と人は笑う。誰がそんなことを、と鼻であしらう。しかし奇妙なことに、そうしたバカらしいものほど、人を惹きつける力を持っているように思える。なぜだろう。考えてみれば、バカらしいとはつまり、普通でないこと、常識を外れた何かである。そして、合理や効率に従っていては、どうにも人生というものが平板に過ぎるのかもしれない。遊び心という言葉があるが、バカらしいものにはそれがたっぷり詰まっているし、そこには創造という妙味もある。


 バカらしいものは往々にして、最初は認められない。見た人が理解に苦しむからだ。だからこそ、未知への挑戦や自由な発想は『バカらしい』と片づけられる運命にある。だが、それらは問いかけている。何が本当に価値あるものなのかと。しかし、そんな問いかけも、たいてい『バカらしい』と一笑に付してきた。そう思うと、少し惜しい気もする。


 ふと、そんなことを考える自分が、いちばんバカらしいのかもしれないと思うと、なんだかバカらしい。

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