2024/11/21
兵庫県知事選挙で知事が再選されたという報に思わず目を疑った。アメリカ大統領選挙も同様「事実は小説より奇なり」という言葉が、これほど現実味を帯びることがあるとは思いもしなかった。
なぜ、こうした結果となったのだろうか。彼は、県議会や市町村長からパワハラ問題を理由に「ノー」を突きつけられた人物だった。しかし県民の思いは違った。この背景には、SNSを通じた若者中心の支持に広がりがあったと言われている。
しかし、現場を知る人々が「ノー」を突きつけたという事実を無視することはできない。反省を口にしながらも、鉄面皮な表情を浮かべる彼は心の奥で何を思っているだろう。自分を失脚させた人たちへの恨みがないとは言えない。
選挙で選ばれるという事が、必ずしも倫理的な正しさや実質的な適正さを保証するわけではないという民主主義の危うさジレンマを感じる。人々が彼らに再び権力を預けたことが、今後どのような影響をもたらすのだろう。
政治不安、強盗事件や交通事故、異常気象など、社会の不安定さが増大し、危機的な状況に恐怖や不安を感じながら、なぜかどこかで面白がっているような気配がある。私たちは今混沌の中に暮らしている。
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