2024/12/26
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プロローグ:毎日が冒険
子供にとって初めてのことは全て冒険だ。だから毎日が冒険の連続だ。見るもの聞く物が全て真実の姿より大きくて、驚異に思える。
第1章:洞窟の発見
私はまだ幼いころ。森の中で洞窟を見つけた。洞窟の奥には何か書かれていた。
A LONGING FOR THE SKY
THE BIRDMAN
NAPLIN CHAKAMIRE
I.F.S.A.
何だろう?かつて人類が翼を失う前の最後の種族ナプリン・チャカミレは「鳥人」だった。彼らは空を飛び、星々を渡る力を持っていたという。しかし、その力は何らかの理由で封印され、今では忘れ去られた存在となっていた。
私はそんなことを空想しながら、胸を高鳴らせた。
第2章:現実と日常
大人になった私は幼かったころ見つけた洞窟や、謎の言葉のことはすっかり忘れ、毎日目の前のことに追われるようになる。たまに友人たちと昔は良かったなどと酒を呑みながら管を巻く有様。冒険のボの字も浮かばない。
第3章:再発見と覚醒
そんな私も定年を迎えスローライフが始まる。押入れのものを整理していると
A LONGING FOR THE SKY
THE BIRDMAN
NAPLIN CHAKAMIRE
I.F.S.A.
と書かれたメモが見つかった。それは私の父が書き残したものだった。また別のメモには
IFSAを結成
国際野糞協会(International Field Shit Association)
会員番号:10102
会員は物質社会から母なる自然を守る努力を行う。(会員規約より抜粋)
と書かれていた。
私は笑いながらも、その奇妙な発見に心を踊らせた。胸の奥から、かつての冒険心が静かに目覚めるのを感じた。
エピローグ:終わらない冒険
私の冒険心はまだ燻っていた。空への憧れとともに、私はもう一度、空想の世界へ足を踏み出す。
あとがき
子供の頃、毎日が冒険みたいだった。ところが、色々なことを経験して、同じことを繰り返す毎日は冒険じゃなくなる。子供時代は毎日がワクワクだったのに。大きくなって、色々なことに揉まれて、いつの間にか冒険をしなくなっちゃう。でも、歳を重ねて、うんと歳をとると、なんだか毎日がまた冒険に思えてくるから不思議だ。
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