top of page

初めての上原ひろみ

  • 執筆者の写真: Napple
    Napple
  • 2025年12月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月18日

2025/12/21


 コンサートに行ってきた。上原ひろみの“OUT THERE“である。朝からなんだかソワソワしていた。3時ごろ友人を迎えに行く。久しぶりの再会に車中話が止まらない。30分でアクトについた。地下駐車場に車を置いて喫茶店を探したが20分待ち。コンビニのイートインスペースでペットボトルのココアを飲む。おもむろに友人が取り出した携帯電話は折りたたみ式ではないか。相変わらず彼は新しい物好きだ。4時を回ったところで大ホールに入る。僕たちの席は2階の2列目だった。3、4階席は空いていたがソールドアウトだという。



 5時になった。“皆さーん帰ってきたよー“と浜松出身の上原ひろみさん(ピアノ、キーボード)の挨拶。そしておもむろに、トランペットのアダム・オリフィル、ベースのアドリアン・フェロー、ドラムのジーン・コイのスリリングなセッションが始まった。


 1曲目は最初のアルバム曲だと挨拶があった。「次はOUT THERE:のテイキン・オフ、ストローリン、オリオン、ザ・クエストを一挙にお届けします。箱根駅伝みたいに、四人でバトンを渡していきます。お暇な皆さんは、沿道の観客のように応援してください。」と観客の笑いを誘う。


 演奏は彼女の壮絶で圧倒的な連打が轟き、時にトランペット、時にベース、時にドラムとスリリングな掛け合いが繰り広げられる。トランペットとベースもエフェクトをかけた不思議なサウンドを響かせる。そんなエモーショナルな演奏に見事に照明が同期する。真っ黒なステージに細く降り注ぐスポットは奏者を幻想的に浮かび上がらせる。メロディアスなピアノと、ボイスのようなベースの掛け合い、ブルーの照明は僕好みだ。


 20分の休憩後真っ赤な衣装に着替数曲を一気に演奏。曲名を言わないから何が演奏されたかわからない。エキサイティングな演奏を繰り広げる彼女は、時に立ち上がり、足を蹴り上げ、全身で音を放っていく。ともすればめちゃくちゃに弾いているみたい。でも止まったり走ったりする音にメンバーも照明も見事に同期していた。


 と、「次は私の大好きな食べ物。好きすぎて“みやひろ“とコラボしてキーホルダーを作ってしまいました。」というではないか。そのローカルさが嬉しい。そして始まった“Yes! Ramen!!“、オリエンタルな激流のような音楽が流れメンバーは楽屋に下がった。一階席の観客は皆スタンディングオベーション。


 アンコールの手拍子に誘われて、黄色のTシャツに着替えた彼女がキーホルダーをつけたトートバッグを持って再登場。メロディアスな“ペンデュラム“を聞かせてくれた。僕はこれが一番好きだ。すると再度メンバーが登壇して“バルーン・ポップ“を演奏。これで本当に終わり8時少し前だった。入場した時はその気は無かったのに、帰る時はキーホルダー売り場に並んでいた。


追記

 上原ひろみはアニメ映画「BLUE GIANT」の音楽を担当した。オリジナル曲やエンドロール曲。映画内ピアニスト・沢辺雪祈のピアノ演奏を担当した。僕の上原ひろみとの出会いはこちらが先だった。友人から上原ひろみのコンサートに誘われた時、沢辺雪祈のピアノ演奏が蘇った。しかしコンサートは「BLUE GIANT」でイメージしていたものとは全く違う世界だった。


コメント


  • White YouTube Icon
  • White Facebook Icon
  • White Twitter Icon
  • White Instagram Icon
bottom of page