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DS-DAC-10Rの試聴

執筆者の写真: NappleNapple

更新日:2018年6月9日

2018年3月12日


早々にDACが到着したのでMacのアプリであるAudioGate4をインストールしDS-DAC-10Rをアクティベートした。まだアンプがないのでヘッドホンで聞いてみた。

  • USB-DAC:KORG DS-DAC-10R

  • ヘッドホン:audio-technica ATH-A900X

  • ソース:Martyn Heyne の Faro(Apple Music)

なんということだろう、ヘッドホンから聞こえてきた音はざらついている。バスドラの音が聞こえない。エコーがかかった感じ。ちょっともいい音ではない。はたしてDACを真空管アンプとスピーカーに繋いで、期待する音が出るのだろうか。そんな不安がよぎる。DS-DAC-10Rの仕様書によると、「出力インピーダンスが16Ω以下のヘッドホンは微弱なノイズが混ざる場合がある」と記載されている。ATH-A900Xのインピーダンスは42Ωだからじゅぶんだと思うが、このせいだろうか。

DACも色々あって、小さいものは片手に入りそうなものから、アンプと変わらないほどの大きさのものもある。S/N比を改善するためにN個のDAC出力を加算する方式もある。これは必然的に回路構成が複雑になり、実装面積が大きくなる。デジタル回路の信号は雑音の原因となるため、デジタル回路とアナログ回路を分けシールドをすることになれば、さらに筐体は大きくなってゆくだろう。DAやADは機械的な変換のイメージがあり、デルタシグマ型1bitDACが主流だと聞く、どこも似たり寄ったりだろうと思っていたが、そうではないようだ。どこまでこだわるか次第、実際ここでアナログ波形が決まってしまうのだから、できる限り元の波形に戻してやりたいと、各社しのぎを削っている。電源回路にトロイダルコアを使用しているものもある。接続ケーブルも重要だという、クロックを外部から取るものさえある。そうしたこだわりは面白いが、私の耳でわかるレベルだろうか、自信はない。DS-DAC-10Rは本機自体に電源を持っていない上に、ACアダプターもない、USBからのバスパワー駆動なのだ。あまりにも電源にこだわってない感じだ。こうしたことを見たり聞いたりが楽しいのだが。マイ電柱にするほどの電線病にはかからないようにしたい。


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