2018年3月3日
今回一番の目玉となる真空管アンプ。憧れはあるがどれが良いか全くわからない。スピーカーにみあった真空管アンプを見つけたいと思うが。McIntosh、Luxman、Unison Reseach、PHASEMATION、A&M、OCTAVE、KR AUDIO、MANLEY、EAR、UESUGI、CAV、Carot One、TRIODE、EK JAPAN。とメーカーは揚げたもののどれが良いだろう。できることなら300B、KT88、EL34を使ってみたい。
1番の憧れは1949年に設立したMcIntoshのシドニー・コーダマンが1961年に設計したMC275だ。シングルシャーシの真空管ステレオパワー・アンプで、名球KT88を使用し、オリジナル当時の設計思想を大切にしながら、幾度も復刻されている。
1953年に設立されたMarantzの名機#7は真空管プリ・アンプ。高校生の頃憧れて、Marantzに熱い想いを手紙で送ったことがある。
憧れの名機はいつか出会うことを楽しみに。今回は小さなスピーカーをドライブする小さなアンプがいい。現実的なところでTRIODE、EK JAPAN、Carot Oneを調べた。
1973年に設立された国産のEK JAPAN TU-H82や2009年に設立されたイタリアのCarot One ERNESTOLONEは面白そうだ。
小さな筐体に1本真空管が飛び出している可愛らしいアンプである。USBDACなど必要な機能をすべて備えている。
入力段に12AU7を使い、出力段にオペアンプを使って、大きなトランスを使わない構成のハイブリットアンプだ。真空管やオペアンプを取り替えて音の違いを楽しむこともできる。
なかなか良さそうに見える。しかしトランスあってこその真空管アンプという思いがある。それにEK JAPANの内蔵USBDACはハイレゾ対応ではないし、Carot Oneはハイレゾ対応だが、左右の出力バランスが安定しないと聞く、とても美しいので残念。
そもそもDAC内臓という助平心はよくないかもしれない。アンプはアンプ、DACはDACとすべきだろう。
折角の機会なので自作を検討してみる。TRIODEのTRK-3488は真空管のシングルA級プリメインアンプである。嬉しいことに、出力段に名球KT88とEL34を差し替えることができ、入力段は名機Marantz#7に使われた12AX7を使っている。JBL4312MIIとの相性も良いらしい。願ったり叶ったりではないか。
TRIODEは1994年設立、生産は中国だが埼玉県越谷に本社がある日本のメーカーだ。ひたすら真空管アンプを作り続けている。社長の挨拶も頼もしい。どんな音が出るか作ってみなければわからないが、これと決めて、作ってみようと思う。
アンプの回路方式を整理してみる。
A級(シングル)
B級(プッシュプル)
AB級
D級(デジタルアンプ)
G級
DG級
H級
今回は、最もシンプルなシングルA級の独特な艶のある音色に期待している。
Комментарии