2025/3/3

アフリカや東南アジアに起源をもつ木琴は、十六世紀ごろにヨーロッパへ伝わり、やがてオーケストラでも使われるようになった。十九世紀には今のかたちに落ち着いたらしい。日本では学校教育にも取り入れられ、子どもが扱いやすいように作られたという。まさにこれがそれだ、小学一年のときに使った木琴である。当時と変わらないたたずまいで、音のほうも、どうやら変わりはないようだ。
このデザイン、どことなく日本の古い教材らしい趣がある。ゴシック風の装飾的な書体で「Karoti」と書かれているようだが、メーカーを検索しても見つからない。当時の国内メーカーなのか、小学校で作られた特注品だろうか。
202533木琴
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