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執筆者の写真napple

絵を描くこと

更新日:2020年2月5日

 TVから聴こえてきた会話にハッとさせられた。「壁の修理とか大変そうなのに率先してやってくれるなんて凄い。」と言う友人に「自分が楽しいからやっているだけで、作業が大変だとか頭の中にはありません。ドリルが使えるだけで楽しいし、はしゃぐんです。小学生が清掃時間に掃除道具入れに駆け寄るのも、一番綺麗なほうきが使いたいからで、掃除がしたいからじゃない。」と返す友人。絵を描きたがる自分の本質が語られた気がする。なぜ絵を描くのか、描きたいから書いているのだが、もしかすると道具を使いたくて描いているのかも知れない。気に入った絵が描けた時の喜びには、道具をうまく使えた喜びがかなりの割合で存在している。本質を突き詰めてゆくと、やりたいと思っている事を見誤っているかも知れない。物事は単純じゃない。とは言え、とにかく何か無性にやりたくて仕方ないムズムズする衝動が、道具を使いたいという衝動なのか、絵を描きたいという衝動なのかなんてどうでもいい気もする。そんなことをもっともらしく考えながら、あながち間違ってはいないだろうとも思う。さらに思い起こしてみると、絵を描くことについて言えることがあった。昔から欲しいものがあると絵に描いた。描くことで自分の中に取り込まれる気がするのだ。

Tayasui Sketches Pro 23.6 iPad Pro + Apple Pencilで描いた自画像

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