2023/1/20
レコードジャケットを見て驚いた。なんてイマジネーション豊かなんだろう。イエスのレコードを買うことは当時できなかったけれど、画集を手に入れた。彼の絵を模写する。
2015/9/26 ロジャー・ディーン模写1
禁断の果実ロジャー・ディーンにチャレンジ。空中に浮かぶ岩、圧倒的な世界観。彼が誰の影響を受けたのか知らないが、多くの作品が彼の影響を受けているのを感じる。映画「アバター」はまさに彼の描いた世界、よく映像化できたと驚いた。
2015/9/27 ロジャーディーンの模写2
高校時代、レコード店でみつけたYES「こわれもの」のジャケット、喰入るように見た。ドキドキ、ワクワクした。それがロジャー・ディーンの絵だった。どんな音楽なのか聞いてみたかったけど、繊細でドラマチックなサウンドであることを知ったのは大人になってから。(Roundabout のオープニングやMood for a Dayが好き)とにかくジャケットをひたすら見て、家に帰って描こうとしたけれど描けなかった。
2015/9/27 ロジャーディーン模写3
宇宙に漂う岩、このイメージを誰が初めに着想しビジュアル化したのだろう。「こわれもの」は1971年、宇宙戦艦ヤマトは1974年、その後もアニメやゲームなどに登場する浮遊大陸。ディーン以前にもSFに登場しているだろうが、ディーンのイメージは強烈だ。
2015/9/28 ロジャーディーン模写4
浮遊大陸は、はるかな旅の末、飛来し着水する。ディーンの絵は繋がっていて、壮大な物語が想起される。アップルミュージックのおかげで、YESのアルバムをかたっぱしから聴くことができる。アルバムのジャケットを開いて絵も鑑賞できると言うことはないのだが。改めてアナログLPが欲しくなる。
2015/9/29 ロジャーディーン模写5
アルバム「海洋地形学の物語」を開くと見開きいっぱいにディーンの絵が広がる。これはそのほんの一部、ここは海の中なのだろうか、それとも砂漠なのだろうか。きっと遠い世界なのだろう。
2015/9/30 ロジャーディン模写6
空に浮かぶ盆栽。この絵もアルバムの見開きなのだろう、横長の絵を縦長のキャンパスに描いたから背景と構造物の位置を少しずらして雰囲気を補完した。彼の絵を模写するには、今までの方法では描けない。おかげで少しだけ描き方に工夫ができた。でも何もかもというわけにはいかない、特に彼の絵は背景をざらついた仕上げにしていることが多い、その感じ、なかなか出せない。
2015/9/30 ロジャーディーン模写7
アルバム「危機」見開きいっぱいに描かれた世界にため息をつく。あふれる水は湧き出しているのだろうか。あの道はどこへ続いているのだろう。ここはどこなのだろう。いつまでも見飽きなかった。長い間この絵を描きたいと思っていた。
ウィリアム・ロジャー・ディーン(William Roger Dean、1944年8月31日 - )は、イングランド出身の画家、イラストレーター、アートデザイナー、建築家。
ヒプノシス、キーフと並び、多くのプログレッシブ・ロック・アルバムのアート・ワークを担当したことで、そのバンドのファンから親しまれているアート・デザイナー。幻想的な作風を用いて、色づかいや枠線の描き方に東洋絵画風の要素が見られる。
特にイエス関連の作品で知られ、ディーンのイラストがもつ透明で幻想的なグラフィック・イメージが、イエスの追求した音楽性をリスナーに喚起させる力が強く、イエスもそれを高く評価して、一時はイエスの第六のメンバーとも言われた。(Wikipediaより)
初めてロジャー・ディーンの絵を見た衝撃を持ち帰り、ノートにこんな絵を描いたのは高校時代だった。
大学生になって描いた絵には当時のイメージが微かに残っていたようだ。
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